1. |
授業の概要(ねらい) |
|
ソーシャルビジネスは、ビジネスを手段としてさまざまな社会的課題の解決を試み、それらを通して新しい社会的価値を創出する取り組みです。本学のある立川、八王子、多摩地域では、ソーシャルビジネスを展開する多くの社会的企業が活躍しています。本科目は、本学近隣地域でソーシャルビジネスを展開している、株式会社、医療法人社団、NPO法人の皆様と連携して理論と実践の両輪から授業を行うことにより、地域社会で活躍できる人材を育てることを目的としています。 授業では、担当教員の他、夏期休暇中に秋学期「ソーシャルビジネス実習」として受講生らが出かける事業所の皆様を講師として迎えた講義を実施し、議論の場を設けます。(2018年度は4社の招聘を予定しています。1社につき2回連続の授業を基本とし、1回目は主に企業側からのレクチャー、2回目は講師から出された課題に学生が応える形で始める質疑応答・ディスカッションを予定しています。)
|
2. |
授業の到達目標 |
|
・「ソーシャルビジネス」という概念を理論的・実践的側面から考え、理解し、「自分事」として行動につなげることができる。 ・一連のカリキュラムを通して、「見る・聴く・体験する・議論する・調べる・企画する・発表する」ことを経験し、その力を具体的に身に付けながら、学びを深めることができる。 ・卒後、地域社会で発揮できるための、論理的思考や協調性、職業意識を育成し、それを学生自身が考える「就業力」につなげることができる。 ・現代社会における「仕事」「働く」ことについて社会学的に考え、自分なりの「答え」を探求し、それを言語化することができる。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
レポートおよび課題の提出(80%)、授業への参加状況(20%)から総合的に評価します。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
参考文献は、授業内で適宜紹介します。
|
5. |
準備学修の内容 |
|
本授業に協力していただく企業や多摩地域について、事前に調べて授業に臨んでください。 (事前準備の内容については授業内で適宜指示します)
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
授業中は、考えや意見を求めたり、グループワークを実施しますので、積極的に参加してください。また、発表などの課題は、しっかりと事前に準備をしてください。授業の内容や、受け入れ先企業や実習内容、履修人数等の詳細については、第1回ガイダンスで説明します。また、受け入れ先企業の事情によって、内容が変更となる場合があります。理論と実践の両輪から、自分の可能性を広げてみたい学生の受講を歓迎します。 ※秋学期「ソーシャルビジネス実習」は、本科目を履修していることが受講の要件となります。 ※受講希望者は初回授業に必ず参加してください。 ※ゲストスピーカーの事情により、予定が変更となる場合があります。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | ガイダンス | 【第2回】 | 社会的企業による講義① 株式会社 キャリア・マム | 【第3回】 | 社会的企業による講義② 株式会社 キャリア・マム | 【第4回】 | 地域社会と私:「仕事」とは?「働く」とは? | 【第5回】 | 社会的企業による講義③ NPO法人 多摩草むらの会 | 【第6回】 | 社会的企業による講義④ NPO法人 多摩草むらの会 | 【第7回】 | ソーシャルビジネス概論 | 【第8回】 | グループワーク① | 【第9回】 | 実習ガイダンス① | 【第10回】 | 社会的企業による講義⑤ 認定特定非営利活動法人 育て上げネット | 【第11回】 | 社会的企業による講義⑥ 認定特定非営利活動法人 育て上げネット | 【第12回】 | 社会的企業による講義⑦ 医療法人社団 康明会 | 【第13回】 | 社会的企業による講義⑧ 医療法人社団 康明会 | 【第14回】 | グループワーク② | 【第15回】 | 実習ガイダンス② |
|