Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:POI-101
心理学情報処理演習 I A 望月 要
必修  0単位
【心理学科】 18-1-1360-0533-016A

1. 授業の概要(ねらい)

 研究レポートの作成、授業でのプレゼンテーション、データの統計的分析など、心理学科の他の授業を履修する上で必要になる各種コンピュータ技術の実習を行う。

2.
授業の到達目標

 (1)マイクロソフト・パワーポイントを使って、授業に関連したプレゼンテーション資料を作成することができる。文章の羅列ではなく、相手に伝えることを意識した効果的なスライドの作成を目指す。また、パワーポイントを利用した実験配置図、概念図、モデル図など心理学のレポート作成で必要な作図のスキルを学ぶ。(2)マイクロソフト・エクセルを使って、データを集計することができる。また心理学の領域で求められる正しい形式の表、グラフを作成することができる。(3)統計分析言語「R」を使って相関関係の分析ができる。(4)以上のソフトウェアと技法を組合せ、マイクロソフト・ワードを使って目的、方法、結果、考察、引用文献で構成された基本的な心理学実験のレポートを作成することができる。

3.
成績評価の方法および基準

 出席を重視する。随時、課題の提出を求め、その到達度などから総合的に評価する。

4.
教科書・参考書

 演習に必要な資料は適宜、配布の予定である。

5.
準備学修の内容

 積み重ねによる学習が求められるので、欠席したり、理解できないことを質問しないでそのままにしたりすれば、先に進めず、どんどんと遅れていくことになる。授業で分からなかった箇所については、十分に復習しておく必要がある。

6.
その他履修上の注意事項

 授業中提出を求められる課題については、提出期日を守って必ず提出すること。授業を欠席すると履修が難しくなる。やむを得ず欠席した場合、欠席した日の授業内容を各自で実習し課題があれば提出すること。実習にはデータ保存用のUSBフラッシュメモリーが必要なので、初回授業日から必ず持参すること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション:基本的なPCの使い方について学ぶ。
【第2回】
 PowerPointの使い方:自己紹介スライドを作成する。
【第3回】
 PowerPointの使い方:スライドを用いたプレゼンテーションを行う。
【第4回】
 PowerPointの使い方:視覚刺激、実験配置図を作成する。
【第5回】
 Excelの使い方:グラフと表を作成する。(Excelで日本心理学会執筆投稿の手引き準拠)
【第6回】
 Excelの使い方:簡単な調査、データの集計を行う。
【第7回】
 Rの使い方1:Rコマンダーを使って前回のデータから基本統計量を算出する。
【第8回】
 Rの使い方2:グラフを作成する。(日本心理学会執筆投稿の手引き準拠)
【第9回】
 相関分析:Rを用いた相関分析を行う。
【第10回】
 相関分析:第6回目のデータについて相関分析を行う。
【第11回】
 Wordの使い方:第6回で収集したデータを用いた心理学レポートの作成方法、ヘッダー・フッダーの表示について学ぶ。
【第12回】
 レポート作成1:第6-9回の内容をWordを使って、心理学の形式でレポートにまとめる。
【第13回】
 レポート作成2:第6-9回の内容をWordを使って、心理学の形式でレポートにまとめる。
【第14回】
 プレゼンテーションの作成:レポートの要点をPowerPointのスライドにまとめる。
【第15回】
 まとめを行う。