Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:POI-102
心理学情報処理演習 I B 草山 太一
必修  4単位
【心理学科】 18-1-1360-1785-012A

1. 授業の概要(ねらい)

 コンピュータを心理学の研究に利用する方法と技術を学び,それを使って簡単な実験か調査を体験し,そのデータを『心理学情報処理演習I』で習得した技術も活用して統計的に分析し,心理学で求められる形式に則ったレポートにまとめるまでの一連の作業を実習する。

2.
授業の到達目標

 (1)統計分析言語「R」を使って,データの統計分析とグラフの作成ができる。(2)各種プログラミング言語やスクリプト言語などを心理学の研究に利用する方法を学び,その初歩的技術を習得する。(3)以上の知識と技術を総合的に活用して,調査・実験によりデータを収集し,統計的分析を行ない,その結果から形式の整ったレポートを作成できるようになる。

3.
成績評価の方法および基準

 出席を重視する。随時,課題の提出を求め,その到達度などから総合的に評価する。

4.
教科書・参考書

 演習に必要な資料は適宜,配布の予定である。

5.
準備学修の内容

 積み重ねによる学習が求められるので,欠席したり,理解できないことを質問しないでそのままにしたりすれば,先に進めず,どんどんと遅れていくことになる。授業で分からなかった箇所については,十分に復習しておく必要がある。

6.
その他履修上の注意事項

 授業中提出を求められる課題については,提出期日を守って必ず提出すること。授業を欠席すると履修が難しくなる。やむを得ず欠席した場合,欠席した日の授業内容を各自で実習し課題があれば提出すること。実習にはデータ保存用のUSBフラッシュメモリーが必要なので,初回授業日から必ず持参すること。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション,『心理学情報処理演習I』の復習。授業の計画は変更の可能性がある。詳細は授業で伝える。
【第2回】
 データの集計,図表の作成と分析1:ExcelとRの復習
【第3回】
 データの集計,図表の作成と分析2:ExcelとRの復習の続き
【第4回】
 χ2検定の復習
【第5回】
 χ2検定によるデータ分析
【第6回】
 χ2分析の結果からレポートを作成する
【第7回】
 プログラミング1:プログラミング言語やスクリプト等を,心理学の実験や調査に使う。
【第8回】
 プログラミング2:プログラミング言語やスクリプト等を,心理学の実験や調査に使う。
【第9回】
 プログラミング3:プログラミング言語やスクリプト等を,心理学の実験や調査に使う。
【第10回】
 プログラミング4:プログラミング言語やスクリプト等を,心理学の実験や調査に使う。
【第11回】
 コンピュータによる心理学研究の体験: 前回まで製作したプログラム等を用いて,簡単な実験や調査を行なう。
【第12回】
 データ分析1:第11回で収集したデータについて,データを集計し,グラフや表に整理し,適切な統計分析を行なう
【第13回】
 データ分析2:第11回で収集したデータについて,データを集計し,グラフや表に整理し,適切な統計分析を行なう
【第14回】
 レポート作成:第11-12回の分析結果をレポートにまとめる。
【第15回】
 プレゼンテーション:第11-12回の分析結果をPowerpointを使って発表する。