Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:
心理統計法特論 橋本 貴充
選択  4単位
【臨床心理学専攻】 18-1-1360-3271-014A

1. 授業の概要(ねらい)

 心理学の研究を理解しようとするとき、また、心理学の研究を行うときには、データを適切に収集し、分析し、解釈し、結果を報告することが必要になる。この授業では、心理学研究におけるデータの位置づけや役割を理解し、また、収集したデータを分析、解釈、報告するといった基礎的なデータ処理の方法を学ぶ。春期の心理統計法特論Iでは、主に実験的手法で得られたデータの分析方法を扱う。これらを実行する際には、統計ソフトウェア(SPSSを予定)を用いる。

2.
授業の到達目標

 ・心理学におけるデータの重要性を理解することができる。
 ・自らの力で実践的にデータを分析することができる。
 ・分析した結果を適切に解釈し、報告することができる。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点(20%)、プログラムやレポートなどの課題(80%)

4.
教科書・参考書

 参考文献を授業で紹介する。授業資料を配布する。

5.
準備学修の内容

 ・心理統計の基礎知識を復習する。
 ・統計ソフトウェアを用いてのプログラミングの予習と復習をする。
 ・分析結果を適切かつ効果的に報告する方法を考える。

6.
その他履修上の注意事項

 統計学に関する知識を広げつつ、その知識を自らの研究に積極的に活用してほしい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
導入
【第2回】
SPSSの使い方
【第3回】
データの扱い
【第4回】
参加者間1要因分散分析
【第5回】
参加者内1要因分散分析
【第6回】
繰り返しのある参加者内1要因分散分析
【第7回】
クラスカル・ウォリス検定
【第8回】
フリードマン検定
【第9回】
参加者間2要因分散分析
【第10回】
混合計画2要因分散分析
【第11回】
参加者内2要因分散分析
【第12回】
3要因分散分析
【第13回】
一般線形モデル
【第14回】
総合演習
【第15回】
まとめ
【第16回】
導入
【第17回】
SASの使い方
【第18回】
データの扱い
【第19回】
探索的因子分析
【第20回】
尺度の信頼性と妥当性
【第21回】
重回帰分析
【第22回】
共分散分析
【第23回】
階層的重回帰分析
【第24回】
階層線形モデル
【第25回】
パス解析
【第26回】
確認的因子分析
【第27回】
構造方程式モデリング(共分散構造分析)
【第28回】
その他の多変量解析
【第29回】
総合演習
【第30回】
まとめ