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授業の概要(ねらい) |
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歴史をすでに誰かによって与えられた過去の事実と誤解している人が多いが、歴史は時代・地域によって異なるものであり、そこに住む人々が作り出したものでもある。この講義ではヨーロッパおよび南北アメリカの通史を講義する。具体的には、該当事項について高等学校学習指導要領(地理歴史編)に従って概観した後で、歴史学の研究成果に基づいて教科書には書かれていないが、歴史理解に必要である重要な側面をできるだけ紹介する。
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2. |
授業の到達目標 |
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1.西洋史について基本的知識を獲得し、それらを説明できる。 2.高校世界史BおよびAの西洋史部分について自信をもって教えることができる。 3.世の中の動きを歴史的に考えるための視点を獲得する。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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小リポート・小テスト40%、期末テスト60% ①小リポートは基本的に授業中のリアクション・ペーパー(原則毎回実施)のことである。 ②小テストは履修者数にもよるが、原則毎月実施する。 ③期末テストは定期試験日となることもある。
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4. |
教科書・参考書 |
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1.テキストは使用しない。 2.参考文献は適宜紹介する。
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準備学修の内容 |
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概説書、DVDなど理解を深めることができる教材を紹介するので、事前に読んだり見たりするとよい。また、現在日本や世界で起きていることに関心を持つこと。最低限一日1回はニュースをチェックして動向なりを押さえておくこと。この授業とは直接関係ないかもしれないが、色々な意味で過去と現在はつながっているので、意外な接点に驚くこともあるだろう。
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その他履修上の注意事項 |
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1.世界史教科書(A・B)を再読すること。 2.履修人数によるが、グループワークなどの作業も行うこともある。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス:授業の目的と進め方など。 | 【第2回】 | 序論:欧米における「世界史」の新しい動向 | 【第3回】 | 本論の前に:文明以前の人類 本論.古代:1.オリエント | 【第4回】 | 古代:2.ギリシア | 【第5回】 | 古代:3.ローマ | 【第6回】 | ここまでの事項に関する近年の歴史学の成果および動向 | 【第7回】 | 中世:1.西ヨーロッパ世界の成立 | 【第8回】 | 中世:2.十字軍の時代 | 【第9回】 | 中世:3.封建社会 | 【第10回】 | 特論:ビザンツ帝国および東ヨーロッパ世界 | 【第11回】 | 中世に関する近年の歴史学の成果および動向 | 【第12回】 | 近世:1.大航海時代 | 【第13回】 | 近世:2.ルネサンスと宗教改革 | 【第14回】 | 近世:3.ヨーロッパの主権国家 | 【第15回】 | まとめと期末試験 ◎以上は予定である。 |
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