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授業の概要(ねらい) |
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現代社会において、様々な場面でホスピタリティの重要性が高まっています。特にホスピタリティ産業である観光やツーリズム産業で重視されていますが、今やその分野だけにとどまらず広く「ホスピタリティ」という言葉が使われてきています。本講義では、研究者によってホスピタリティの定義が異なることを理解したうえで、ホスピタリティとはどのような価値を生み出すのか、それを生み出すには何が求められるのかについて議論します。ホスピタリティを様々な角度から取り上げ、ホスピタリティの重要性を「自分」、「他者」、「社会」という三つのキーワードから考察します。 パワーポイントを使い、主に講義形式で行ないますが、受講生同士がコミュニケーションを行なうように展開します。
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2. |
授業の到達目標 |
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・現代の日本社会において、ホスピタリティの意味と果たす役割を理解することができる。(知識・理解) ・ホスピタリティが生み出す要素を理解できる。(知識・理解) ・研究者によりホスピタリティに関する見解が異なることを理解したうえで、自らの見解が形成できる。(思考・判断)
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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日常点(リアクションペーパーの内容により加点、欠席・受講態度により減点)40%、課題10%、テスト50%
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教科書・参考書 |
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教科書:特に指定しません。 参考書籍:適宜、授業内で紹介します。
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準備学修の内容 |
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・日常生活で接客を受ける際、顧客接点の担当者はどのような声掛けをしているのか、どのような態度をとっているのか観察してください。 ・授業で学んだ知識や理論をアルバイト先や部活動・サークルで実践しましょう。 ・授業に連携して、航空業界や宿泊業などの接客を志向する学生を対象にキャリアサポートも行いますので、ぜひ活用してください。 キャリアサポート担当:ANA総合研究所 津田 典子(つだ のりこ)
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その他履修上の注意事項 |
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・意欲をもって受講し、毎回の授業で何か新しい知識や気づきを得てください。 ・遅刻、途中退室の場合は理由を伝えてください。 ・他者のことを考えた行動を心掛けてください。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス(講座概要・受講ルール・評価方法・キャリアサポートに関する説明) | 【第2回】 | ホスピタリティの語源 | 【第3回】 | 人間の感情とホスピタリティ | 【第4回】 | 文化・感情表現・地域のおもてなし | 【第5回】 | ホスピタリティと産業 | 【第6回】 | チームの力と個人の力 | 【第7回】 | 相互作用を生み出すコミュニケーション | 【第8回】 | 旅行者心理を考える | 【第9回】 | ホスピタリティの発揮と企業 | 【第10回】 | ホスピタリティの評価と商品価値 | 【第11回】 | フィードバックとマニュアルの役割 | 【第12回】 | 事例研究①(エアライン) | 【第13回】 | 事例研究②(宿泊施設) | 【第14回】 | 事例研究③(アミューズメントパーク) | 【第15回】 | 総まとめとテスト |
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