Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:EDU-124
教育の制度と経営(中・高) 杉坂 郁子
選択  2単位
【教育文化】 18-2-2120-4161-017A

1. 授業の概要(ねらい)

 ・学校教育が置かれている社会的状況や制度、経営の在り方について基本的原理を理解し教職制度、教育課程、校務分掌など、日々の学校教育のしくみを法的にどのように定められているかを学ぶ。
 ・座席指定でのグループ活動を取り入れ、教員として必要な「考えをまとめる力」「説明する力」「発表する力」を養う。

2.
授業の到達目標

 ・教育の多様性を理解し、学校教育が置かれている社会的状況や制度、経営の在り方について説明できるようにする。
 ・グループ活動を通して、コミュニケーション力やプレゼンテーション能力をつける。

3.
成績評価の方法および基準

 毎回の振り返りシートの内容、発表の回数、授業への出席・取組状況、(70%) レポート(30%)

4.
教科書・参考書

 授業の際、資料を配布する。

5.
準備学修の内容

 ・授業の最後に次回の内容の予告をするので、その内容について調べてくる。
 ・教育に関する時事問題、ニュースなど関心を持ち、情報収集に心がける。
 ・教育問題に関して、周りの者(友人、家族等)と意見を交換する機会を持ち、人の考え方を理解しながら、自分の考えも的確に伝えられる訓練をしておく。

6.
その他履修上の注意事項

 ・1回目の授業で、授業方針の提示、座席決め・グループ決めを行うので、1回目から必ず出席すること。特別の事情があり出席できない場合は、必ず事前に杉坂の研究室に来ること。2回目以降の突然の受講は出来ない。
 ・座席指定のグループ学習を取り入れるので、受け身で座っているだけの学生、他とのコミュニケーションを学生には適さない。
 ・授業規律を重んじる。遅刻は出来ない。体調管理をしっかり行い欠席は極力しないこと。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション、座席・グループ決め
 事件(いじめ自死)から教育制度改革まで至ったケースについて考える
【第2回】
 教育委員会制度(教育委員会組織と権限)
 地方教育行政法(改正で何がかわったか)
【第3回】
 いじめ防止対策推進法
 (法律ができた背景と意味、通知と法律)
【第4回】
 学校の意義
 (一条校とは、学校の種類と法的位置づけ)
【第5回】
 一貫教育のねらい①中高一貫教育
 (実施形態と制度の概要、メリットとデメリット)
【第6回】
 一貫教育のねらい②小中一貫教育
 (実施形態と制度の概要、メリットとデメリット
【第7回】
 教科書採択について
 (地方教育行政法と教科書無償措置法)
【第8回】
 学校に係る経費
 (学校予算からみた学校経営)
【第9回】
 学校に置かれる教職員
 (法律からみた学校で働く人々)
【第10回】
 一貫教育のねらい①中高一貫教育
 (実施形態と制度の概要、メリットとデメリット
【第11回】
 一貫教育のねらい②小中一貫教育
 (実施形態と制度の概要、メリットとデメリット
【第12回】
 学校事故を事例から考える①
 (学校管理下における安全配慮義務)
【第13回】
 学校事故を事例から考える②
 (災害大国日本における学校の責任、防災体制、学校防災マニュアル、防災教育)
【第14回】
 教員研修制度
 (研修の種類、研修の意味と効果、学び続ける教員)
【第15回】
 学校教育目標と学校経営
 (学校ビジョンを考える)