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授業の概要(ねらい) |
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近年の情報通信技術(ICT)の発達により、様々なデータにアクセスできるようになった。いわゆるビッグデータの時代の登場である。しかし適切なデータ処理能力がないと、収集された生データは、文字と数字の単なる羅列に過ぎない。生データを集計・加工・分析を通じてからこそ、価値を持つ情報になるのである。 そこで、この授業では、Excelを用いたデータの集計方法、読み取り方、視覚化の方法、分析の方法に関する知識、技術を身につけることを目的とする。 この科目は、後期のデータ処理演習 IIを合わせて1年を通じてデータ処理演習を行う。特に後期では、ピボットテーブルや分析ツールを用いたデータ分析の方法について理解することを目的とする。また、実際にアンケート調査によって得られたデータをExcelを用いて分析する。更に、今までの処理・集計・分析結果を調査報告書やリーポトなどで文章化する演習も行う。
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2. |
授業の到達目標 |
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1. Excelの機能を用いてデータの抽出ができる。 2. Excelの分析ツールを用いてデータの要約統計量を作成できる。 3. Excelの関数や分析ツールを用いて度数分布表やヒストグラムの作成ができる。 4. データの集計・分析によって得られた結果を解釈できる。 5. データの集計・分析によって得られた結果を文章化できる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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授業内課題60%, 小テスト・最終課題40%を原則として総合的に評価する。
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教科書・参考書 |
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教科書:特に指定しない。講義資料は事前にアップロードする。 参考書:Excelの操作方法とアンケート調査に関する文献
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準備学修の内容 |
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授業時に課題を出すので復習すること。 この授業は、前回までの内容が理解できないと次回以後の授業にも支障があるので、理解できるまで復習する必要がある。
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その他履修上の注意事項 |
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毎回の授業内容は、なるべく授業内で理解できるよう努力すること。 復習しても理解できなかった部分があれば、教員と相談すること。 授業内実習や課題を保存できるように、毎回、USBを持参すること。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 授業内容の説明(オリエンテーション) | 【第2回】 | 「データ処理演習I」の復習 | 【第3回】 | 集計表や数値を目立たせてデータを読み取りやすくする方法について学ぶ | 【第4回】 | 集計表や数値を目出たせてデータを読み取りやすくする方法について学ぶ | 【第5回】 | 集計表を様々な角度からグラフ化する方法について学ぶ | 【第6回】 | 複数のテーブルを活用して集計・分析する方法について学ぶ | 【第7回】 | アンケート調査のデータを入力し、エラーをチェックする方法について学ぶ | 【第8回】 | 復習と小テスト | 【第9回】 | カテゴリーデータと計量データの集計と分析について学ぶ | 【第10回】 | 様々な要約統計量の意味について学ぶ | 【第11回】 | 度数分布表とヒストグラムの作成について学ぶ | 【第12回】 | 相関分析の意味と分析の方法について学ぶ | 【第13回】 | 調査報告書の構成と作成例について学ぶ | 【第14回】 | 最終課題の作成 | 【第15回】 | まとめ |
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