Web Syllabus(講義概要)

　近年の情報処理技術の発展はめざましく、あらゆるシーンにおいて情報システムの重要性が高まっています。特に、情報システムを利用したサービスの開発への敷居は低まりつつあり、企業のみならず個人でもウェブを活用してビジネスを展開することが十分に可能な時代になっています。また、特に人工知能や機械学習を中心とする、ビッグデータの活用範囲の拡大は著しく、データ分析技術はどのようなビジネスにも必要なものとなりつつあります。
　後期は、情報システムを支える技術のうち、人間、計算機、それぞれの視点からの理解を深めます。前半は、人間の特性をどのように捉え、どのように情報を処理すれば人間にとって使いやすい情報システムになるのか、後半は、近年利用可能性が急激に高まっている機械学習やIoT技術をはじめとするトレンドを踏まえ、それらをどのように情報システムに組み込んで行けば良いか、を、いずれもビジネスサイドの視点から学びます。

　１）企業活動における情報システムの重要性や、実際に情報システムを使うだけでなく、開発・発注する場合の論点としてどのようなものがあるかを説明できるようになること。
　２）具体的な情報に対して、科学的なアプローチであるか、特に客観的なエビデンスや研究に基づいてるものかどうかを判断できるようになること。

　授業への貢献度を30％程度、レポートを30%、定期試験を40％程度にして評価します。

教科書
Susan Weinschenk(2012)『インターフェースデザインの心理学』, オライリージャパン

参考書
有賀 康顕, 中山 心太, 西林 孝 (2018) 『仕事ではじめる機械学習』, オライリージャパン

　・教科書を事前に読み、予習をしてください。
　・講義ノートや関連資料を参考に授業の内容の復習をしてください。また、不明な点は自ら調べ学ぶ姿勢で臨んでください。

　他の履修生の妨げとなるため、私語は厳正に対処します。