Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:SEM-401
法律学演習 III 上條 克彦
必修  2単位
【法学】 18-1-1210-3072-015A

1. 授業の概要(ねらい)

 知識は、他人から聞いただけでは自分のものになりません。自分が理解したと思うことをほかの人にぶつけて(たいていは厳しい反論を受けることになりますが)、はじめて自分のものになります。
 このゼミでは、税法の判例における具体的な事件を下に、その争点について全員で議論することにより、税に関する生きた知識を身に着けることを目的としています。

2.
授業の到達目標

 ①税をめぐるさまざまな事件について自主的に研究や調査をし、その成果を口頭やレポートで発表することができること。
 ②自分の考えを正確に表現できるようになるとともに、他人の考え方を理解し、一つの問題について多数の「正解」があることに気づくこと。

3.
成績評価の方法および基準

 ①授業貢献度及び②期末レポートの総合評価
 評価配分割合:①50%、②50%

4.
教科書・参考書

 参考書:別冊ジュリスト『租税判例百選』(有斐閣)、金子宏・佐藤英明・増井良啓・渋谷雅弘『ケースブック租税法』(弘文堂)、金子宏『租税法』(弘文堂)

5.
準備学修の内容

 あらかじめ判例を十分に読み込み、事実関係と争点をしっかり把握しておいてください。

6.
その他履修上の注意事項

 税法Ⅰ、Aを受講してください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション、ゼミの進め方、税法の勉強の仕方、判例の読み方
【第2回】
 租税の意義
【第3回】
 課税要件
【第4回】
 租税法律主義
【第5回】
 税法の法源と通達
【第6回】
 滞納処分
【第7回】
 所得税の所得の分類
【第8回】
 所得税の損益通算、所得控除、税額控除
【第9回】
 所得税の源泉徴収
【第10回】
 相続税の課税財産
【第11回】
 財産評価
【第12回】
 贈与税
【第13回】
 脱税
【第14回】
 租税回避
【第15回】
 前期のまとめ