Web Syllabus(講義概要)

　授業は、複数の教員によるチーム・ティーチングの形態で行う。
　現代の社会における学校の位置づけを理解し、教員に求められる使命や専門性、研修のあり方・方法などを究明し、充実した学校生活を協働で運営していく力とコーディネイト力の育成を目指す。
　前半は、法令に基づいて教職の使命を理解するとともに、事例研究なども含め、教員の役割や使命を議論する。中盤以降は、教員に求められる使命や専門性について考察を深め、それらを身に付けるための研修のあり方、研修方法を、ロールプレイなどを取り入れて学び、企画・立案・運営できる能力の習得を図っていく。

　＜A類学生＞
　・教職の使命を歴史的、かつ多面的に考察し、理解することができる。
　・研修を企画・運営したり、学校の有力な一員として、適切に使命を果たしたりすることができる。
　＜B１類学生＞
　・これまでの教職生活を振り返るとともに、教職の使命を歴史的、かつ多面的に考察し、理解することができる。
　・教育課題の解決を目指すこれからの学校のミドルリーダーとして、そのあり方を深く考察し、変化する社会における新たな学校づくり、研修の企画・運営などにおいてリーダーシップを発揮することができる。
　＜B２類学生＞
　・これまでの教職生活を振り返るとともに、教職の使命を歴史的、かつ多面的に考察し、理解することができる。
　・教育課題の解決を目指すこれからの学校のミドルリーダーとして、そのあり方を深く考察し、変化する社会における新たな学校づくり、研修の企画・運営などにおいてリーダーシップを発揮することができる。
　・教職の使命や職務行動、研修の企画・運営等について、指導助言を行うことができる。

　授業での報告を準備する取り組み（20％）、研究リポートの内容・レベル（50％）、プレゼンテーションのレベル、発展的な議論への貢献度等（30％）により、総合的に評価する。

　テキスト
　　今津孝次郎・著『変動社会の教師教育』（名古屋大学出版会）
　　その他個別のテーマについての参考書は、適宜紹介する

　在籍校・実習校における教師の職務等について、行動観察や聞き取りを行う予定にしている。

　研究リポートの作成ほか、プレゼンテーションやディスカッションへの積極的な参加を期待する。学校教育の役割を多面的に考察するため、上記の参考文献はぜひ読んでほしい。