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授業の概要(ねらい) |
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日本は少子化・超高齢化社会に突入しており、個々人の生活の質を改善し健康寿命を延長させることは喫緊の課題である。本講義では、春期の「生活の医学Ⅰ」で学んだ運動器の構造とそれを調節する神経系の働きについての基礎的な知識をふまえ、代表的な運動器の外傷、加齢に伴う運動器の変性疾患について知識を習得できるように構成した。また、視覚器・聴覚器の構造と働き、乳幼児期の神経発達に伴う疾患、さらに人口の高齢化に伴い大きな社会問題となっている認知症や、脳の重要な働きである社会脳(ソーシャルブレインズ)などに関しても講義する。
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2. |
授業の到達目標 |
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我々の身体の運動器および神経系の外傷や疾患、小児の発達期に生じる疾患、加齢によって生じる脳機能障害である認知症などついて理解を深め、実生活に役立てること。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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出席点(10%)と講義中の学習態度(10%),試験の成績(80%)を総合して評価する。10分以上の遅刻は欠席扱いとし、欠席が4回以上(補講も含む)の場合は、単位を付与しない。試験は2回行うが、合計で6割以上の得点が成績評価および単位取得に必要である。
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4. |
教科書・参考書 |
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特定のテキストは使用しない。講義ごとにレジュメを配布する。 参考図書: 1.『視覚障害教育入門』青柳真弓ほか編著 ジアース教育新社 2.『目の見えない人は世界をどう見ているのか』伊藤亜紗 光文社新書 3.『聴覚障害教育の基本と実際』中野善達ほか編著 田研出版株式会社 4.『脳を学ぶ「ヒト」とその社会がわかる生物学』、森岡周、協同医書出版社、2014 5.『ソーシャルブレインズ入門-<社会脳>って何だろう』藤井直敬 講談社現代新書 6.『ミラーニューロン』ジャコモ・リゾラッティほか 紀伊國屋書店 7.『社会脳から見た認知症』伊古田俊夫、講談社ブルーバックス、2014
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5. |
準備学修の内容 |
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MELIC内の参考図書やweb検索などで、積極的に準備学習、復習をすることが望ましい。LMS上に連絡事項や資料も載せるので、毎講義前に随時確認すること。
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その他履修上の注意事項 |
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授業中の私語は厳禁で、目につけばその場で退室を命じ、その後の履修継続は認めない。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 運動器の外傷総論 | 【第2回】 | 上肢の外傷 | 【第3回】 | 下肢の外傷 | 【第4回】 | 脊椎・脊髄の外傷 | 【第5回】 | スポーツによる外傷 | 【第6回】 | 関節の変性疾患・関節リウマチ | 【第7回】 | 脊椎の変性疾患 | 【第8回】 | 前半のまとめ、試験1 | 【第9回】 | 視覚器の構造と調節 | 【第10回】 | 聴覚器の構造と調節 | 【第11回】 | 神経発達障害 | 【第12回】 | 認知症と社会脳 | 【第13回】 | 脳の働き:認知コスト | 【第14回】 | 脳の働き:母子関係とリスペクト | 【第15回】 | 後半のまとめ、試験2 |
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