1. |
授業の概要(ねらい) |
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我々が日常生活を送る上で生活の質を改善し、健康寿命を延長させるためには、自身の身体のしくみと働きを知っておく必要がある。本講義では、主に運動器の構造とそれを調節する神経系の働き、およびその障害に関する知識を中心に習得できるように構成した。また、個々人の特性の遺伝形式、出産前後や小児の発達段階で生じる障害・疾患、社会とのつながりに着目した脳の機能である社会脳(ソーシャルブレインズ)に関しても講義する。さらに、日本における疾患構造の変化に伴い心臓病による死亡数は年々増加してきている現状をふまえ、その救命率を向上させるための心肺蘇生法、AEDの使用法に関しても講義する。
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2. |
授業の到達目標 |
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我々の身体の運動器および神経系の構造とその働き、身体特性の遺伝のしくみと発達、社会脳(ソーシャルブレインズ)としての脳機能、救急蘇生法などについて理解を深め、実生活に役立てること。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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出席点(10%)と講義中の学習態度(10%),試験の成績(80%)を総合して評価する。10分以上の遅刻は欠席扱いとし、欠席が4回以上の場合は、単位を付与しない。試験は2回行うが、合計で6割以上の得点が成績評価および単位取得に必要である。
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4. |
教科書・参考書 |
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特定のテキストは使用しない。講義ごとにレジュメを配布する。 参考図書: 1.『ぜんぶわかる脳の事典』坂井、久光監修、成美堂出版、2014 2.『病気がみえるvol.7 脳・神経』、メディックメディア、2011 3.『脳を学ぶ「ヒト」とその社会がわかる生物学』、森岡周、協同医書出版社、2014 4.『日本人の9割が知らない遺伝の真実』安藤寿康 SB新書 5.『エピゲノムと生命-DNAだけでない「遺伝」のしくみ』大田邦史 ブルーバックス 6.『個性は遺伝子で決まるのかー行動遺伝学からわかってきたこと』小出剛 ペレ出版 7.『ダウン症ハンドブック』菅野、玉井ほか編 日本文化科学社 8.『ソーシャルブレインズ入門-<社会脳>って何だろう』藤井直敬 講談社現代新書 9.『脳の中の身体地図』サンドラ・ブレイクスリーほか インターシフト 10.『脳が壊れた』鈴木大介 新潮新書 11.『目でみる救命救急医療』杉本監修、日本臨牀社、2014
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5. |
準備学修の内容 |
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MELIC内の参考図書やweb検索などで、積極的に準備学習、復習をすることが望ましい。LMS上に連絡事項や資料も載せるので、随時確認すること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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授業中の私語は厳禁で、目につけばその場で退室を命じ、その後の履修継続は認めない。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | 運動器の構造と働き | 【第2回】 | 神経系の構造と働き1 | 【第3回】 | 神経系の構造と働き2 | 【第4回】 | 神経系の構造と働き3 | 【第5回】 | 運動調節のしくみと障害 | 【第6回】 | 脳性麻痺、てんかん | 【第7回】 | 小児期の発達 | 【第8回】 | 前半のまとめ、試験1 | 【第9回】 | 遺伝のしくみ | 【第10回】 | ダウン症候群 | 【第11回】 | 知的障害 | 【第12回】 | 脳の働き:社会脳 | 【第13回】 | 脳の働き:ミラーニューロン仮説 | 【第14回】 | 救急蘇生法 | 【第15回】 | 後半のまとめ、試験2 |
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