1. |
授業の概要(ねらい) |
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公共政策論Ⅰにおいては,まず政策形成過程を対象として,政策(特に産業政策)形成に必要となる基礎理論(公共経済論)、政策形成主体(官僚・政治家)の行動・関係、政策形成の失敗に関する基礎理論(公共選択論)を中心に説明します。
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2. |
授業の到達目標 |
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①本講義は、「幅広い教養と倫理観を有し、現代社会における諸問題に対する将来の指針を見出していくことができる」ようになることを目標とします。 ②具体的には、政府の政策形成過程,その内容(論点)について、新聞等の報道を理解できる程度の基礎的知識を得ることを目標とします。例えば、産業に対する政府関与(経済規制・政策)の理論・現実を簡単に説明できる程度の理解を得ることを目標とします。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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基本的に試験結果(70%)、講義参加・課題対応状況(30%)に基づき評価します。 講義参加・課題対応状況は、授業での発言の回数・内容、レポート提出状況等に基づき判断します。
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4. |
教科書・参考書 |
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参考書等については,適宜指示します。
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5. |
準備学修の内容 |
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各講義のレジメを配布・LMS掲載するので、当該レジメを読み、問題を検討してください。 なお、政府・経済活動に係る新聞記事等を読むように努めてください。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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授業中の私語は、厳禁とします。問題意識をもって参加してください。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 政策形成からその実施までの簡単なフローを理解する(概要) | 【第2回】 | 政策形成の概要(問題設定→事実把握・解決手段の検討選択) | 【第3回】 | 市場経済システムの基本を理解する/余剰分析を理解する | 【第4回】 | 政策の必要性①:公共経済論①(市場の失敗:公共財・外部性・情報の非対称性等) | 【第5回】 | 政策の必要性②:公共経済論②(格差是正(所得再分配)、景気安定) | 【第6回】 | 政策の必要性③:公共経済論③(その他) | 【第7回】 | 政策形成の主体①(官僚制:官庁組織・その意思決定過程の特色) | 【第8回】 | 政策形成の主体②(政治家・政党・政官関係) | 【第9回】 | 政策形成の主体③(政策形成・過程のモデルと現実) | 【第10回】 | 政府の失敗①:公共選択論① | 【第11回】 | 政府の失敗②:公共選択論② | 【第12回】 | 「政策立案の技法」(書籍)の紹介 | 【第13回】 | 具体的事例で政策を議論しよう① | 【第14回】 | 具体的事例で政策を議論しよう② | 【第15回】 | まとめと試験 |
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