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授業の概要(ねらい) |
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衛生学・公衆衛生学は、人々の健康に影響を及ぼす要因を明らかにし、健康障害の発生予防と健康の保持・増進を目的とするものであり、集団の健康実現を追求する学問である。この授業では、人々の健康に及ぼす様々な要因や健康実現を追求する上での課題やその取り組みについて学ぶ。感染症、労働問題、人口問題といったニュースで取り上げられるトピックを国民衛生の動向等の資料を参照しながら深く読み込むことを通して、学生自身が健康実現について興味・関心をもち、自分の考えを述べることができるようにすることを目標とする。 注)本科目は、労働安全衛生法で定められている国の資格「第一種衛生管理者」免許の取得に必要な科目の一つである。
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2. |
授業の到達目標 |
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・衛生学・公衆衛生学でとりあげる重要な用語の定義を述べることができる。 ・衛生学・公衆衛生学に関する統計情報を理解し、疾病構造の変化、健康増進、疾病予防等に関連づけて考察することができる。
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成績評価の方法および基準 |
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試験:80% ミニレポート:20%
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教科書・参考書 |
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・テキスト 『コンパクト公衆衛生学(第6版)』 朝倉書店 ISBN 978-4-254-64047-2 ・参考図書 国民衛生の動向 2017/2018
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準備学修の内容 |
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テキストは、毎回の授業の復習や試験対策に必ず必要です。 LMSに掲載するレクチャーノートを、印刷して授業に持参してください(授業中の配布はありません)。 授業はこのレクチャーノート使用します。 授業後はレクチャーノートの内容を良く復習してください。 試験はレクチャーノートの内容、テキストから出題されます(試験時の持ち込みは不可)。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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授業態度を重視します。私語、スマートフォン等の使用、授業中の飲食等、不適切な授業態度があった場合は随時確認・記録をします。不適切な態度により注意を受けた場合、正当な理由なき遅刻、早退は1回につき5点減点となります。また、提出物の遅延は一切受け取らず採点もしません。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 導入/人口問題 | 【第2回】 | 疫学方法による人々の健康の理解 | 【第3回】 | 日常生活環境と健康 | 【第4回】 | 環境汚染/公害/食の安全 | 【第5回】 | 感染症 | 【第6回】 | 健康の社会的要因/健康教育/行動変容 | 【第7回】 | 保健と福祉/地域保健行政 | 【第8回】 | 母子保健 | 【第9回】 | 学校保健 | 【第10回】 | 産業保健 | 【第11回】 | 精神保健福祉 | 【第12回】 | 成人保健 | 【第13回】 | 高齢者保健 | 【第14回】 | 医療制度/医療政策 | 【第15回】 | 総括 |
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