Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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航空宇宙セミナー(Aerospace Seminar) 今井 道夫
3年 後期 専門科目選択 2単位
【航空・後期】 18-1-0335-4884

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

航空宇宙工学と関連した体験(模型飛行機、人力飛行機、飛行船、小型人工衛星等のもの造り)、学部3年までに学科として実施してきた施設・工場見学、航空宇宙をテーマとしたビデオ教材等および企業サイドから見た望ましい学生像等の幅広い話題を取り上げます。学生中心の自由な討論にも時間を割り振ります。教員はテーマの選定、討論の進行役および適宜アドバイスをします。また、学内、学外で実施される航空宇宙に関する講演会と適宜置き換える場合もあります。
(1)航空宇宙に関する教材(インターネット、DVD、ビデオ等)から話題を選定し、討論によりその内容の理解を深めます。
(2)3年に至るまで学科行事として実施してきた工場・施設見学で学んだことを討論し、見学内容の理解を深めます。
(3)教員の航空宇宙や工学一般に対する経験、会社側から見た望ましい人物像等を紹介し、質疑によりその内容の理解を深めます。
(4)上記の討論、質疑応答を通して学生の討論能力の向上を図ります。
この授業ではDP1、DP2に関する知識、技法を修得します。

2.
授業の到達目標

航空宇宙に関係した幅広いテーマを通して、航空宇宙工学の先進性を理解できるようになることを目標とします。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

オムニバス方式すなわち毎回異なった教員が異なった話題を提供し、その話題の中からテーマを絞り討論します。討論内容をリポートにまとめて提出させます。成績は提出したリポート、授業中の討論、授業の一貫として実施した施設・工場見学への参加とリポート内容で評価します。フィードバックの方法はレポートの返却、解説等各教員により設定します。

4.
教科書・参考書

テキスト:無し、適宜プリントを配布します。
使用教材:デジタルスライド、インターネット、DVD等

5.
準備学修の内容・必要な時間

3年生までに実施される航空宇宙工学科主催の施設・工場見学会に積極的に参加して、航空宇宙に関する話題に強くなっておいて下さい。授業はオムニバス(毎回授業担当教員と授業テーマが変わる)方式で進められますので、予習学習としては1.5時間程度、次回のテーマについて前もって図書館やネット情報を活用して下調べを行い質問事項を書き出しておいて下さい。また、講義の内容を1.5時間程度復習し理解するようにして下さい。

6.
その他履修上の注意事項

授業の計画は2017年度に実施したテーマです。2018年度も準じた授業計画で実施しますが、外部機関によるものはテーマ・内容が変更されます。また教員の都合で実施順序、テーマが変更される場合があります。
出席は毎回しっかり取ります。しっかり討論をおこなうために遅刻をしないように心掛けて下さい。

7.
授業内容

【第1回】
ロケットエンジン開発失敗に学ぶ
【第2回】
模型航空機と飛行力学
【第3回】
ジェットエンジンにおける表面処理
【第4回】
ヘリコプターの運用について
【第5回】
再使用可能な大気圏突入システムの実現に向けて
【第6回】
航空映画の中の航空工学
【第7回】
極低温技術と航空宇宙工学
【第8回】
JAXAにおける数値シミュレーション基盤研究
【第9回】
恒星、惑星、彗星、流星、衛星
【第10回】
人力飛行に学ぶ
【第11回】
TASC講演会
【第12回】
宇宙ビジネス最前線~宇宙ベンチャーが拓く商業宇宙市場~
【第13回】
宇宙機の不具合事例
【第14回】
身近になった宇宙利用
【第15回】
無人航空機の過去、現在、未来