Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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微生物学実験(Experiments in Microbiology) 髙山 優子
3年 後期 専門基礎科目選必 2単位
【バイオ・後期】 18-1-0409-3316

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

以下の内容を学びます。
(1) DNAの連結と形質転換:プラスミドベクターの作製、lacZ DNAの連結、大腸菌の形質転換
(2) DNAの精製:プラスミドDNAの抽出と精製
(3) 制限地図の作成:制限酵素切断部位の同定、アガロースゲル電気泳動
(4) 試験管内でのDNA増幅:PCR法による lacZ DNAの増幅
(5) 遺伝子発現の調節:β-ガラクトシダーゼの誘導合成、呈色反応による酵素活性の測定
この実験では、DP2、DP3に関する知識、技法、態度を修得します。

2.
授業の到達目標

大腸菌プラスミドを用いたDNA組換え実験操作の基本技術を習得できます。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

試験は行いません。レポートの結果が60%以上を合格とします。 レポートは解説をつけて返却します。

4.
教科書・参考書

あらかじめ、実験テキストを配付します。

5.
準備学修の内容・必要な時間

事前に実験テキストをよく読んでおいてください。

6.
その他履修上の注意事項

白衣、名札、A4判レポート用紙、定規を各自で用意してください。

7.
授業内容

1回目 組換え体プラスミドDNAの作製と形質転換
    1.制限酵素によるプラスミドDNAの切断
    2.LacZ DNAの連結
    3.大腸菌の形質転換
2回目 アガロースゲル電気泳動によるDNA切断反応の検証
3回目 アルカリ法によるプラスミドDNAの抽出と精製
4回目 制限地図の作成
    1.制限酵素によるプラスミドDNAの切断
    2.アガロースゲル電気泳動による酵素切断部位の同定
5回目 ラクトースオペロンの発現調節1
      IPTG による lacZ 遺伝子の発現誘導
6回目 ラクトースオペロンの発現調節2
      呈色反応によるβ-ガラクトシダーゼ活性の測定
7回目 PCR法による lacZ DNAの増幅、総合討論
8回目 レポート作成