Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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国際文化1(International Culture 1) 松山 典正
1年 前期 基礎分野選択 2単位
【柔整・前期】 18-1-0540-4460

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

多和田葉子著『エクソフォニー 母国語の外へ出る旅』を読む。多和田氏の国際的な視点から見た様々な事柄を通じ、様々な異文化やそれにまつわる問題について理解を深め、自分の意見をレポートへ書く。

2.
授業の到達目標

多和田葉子氏はドイツ在住の小説家である。今回、テクストとする『言葉と歩く日記』は、氏のエッセイであり様々な言語や文化に触れながら、小説家である多和田氏らしいユーモアにあふれる。そこへ蛇足ながら私に解説や意見を加え、講義を進めていく。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

平常点50%(提出物、授業態度等)、レポート50%

4.
教科書・参考書

多和田葉子『エクソフォニー 母国語の外へ出る旅』

5.
準備学修の内容・必要な時間

事前に予告する該当箇所を読んでおくこと。シラバスに明記するのはあくまで予定であり、追加資料を用意する場合がある。それについて復習をしてほしい。

6.
その他履修上の注意事項

7.
授業内容

【第1回】
授業概要
【第2回】
ダカール エクソフォニーは常識
【第3回】
ベルリン 植民地の呪縛
【第4回】
ロサンジェルス 言語の間の詩的な狭谷
【第5回】
パリ 一つの言語は一つの言語ではない
【第6回】
ケープタウン 夢は何語で見る?
【第7回】
奥会津 言語移民の特権について
【第8回】
バーゼル 国境の越え方
【第9回】
ソウル 押しつけられたエクソフォニー
【第10回】
空間の世話をする人
【第11回】
ただのちっぽけな言葉
【第12回】
嘘つきの言葉
【第13回】
単語の中に隠された手足や内臓の話
【第14回】
言葉を綴る
【第15回】
講義のまとめ
レポート提出