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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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上肢骨(鎖骨から手指)の骨損傷について講義します。特に保存療法が適応となる外傷性、疲労性の骨折を中心に各損傷ごとの学習をします。各骨折が発生する部位の局所構造と機能的特徴、骨折の発生機序、症状、分類、合併症を理解し、徒手整復法、固定法などの治療プログラム、予防法などを教授します。また、骨折発生に関し、年代別の特徴や変形治癒の許容範囲、及び保存療法適応の限界についても学習します。
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2. |
授業の到達目標 |
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人体の構造や機能に基づいた柔道整復理論の基本的・根本的考察力を養います。 ①上肢骨(鎖骨から手指)において各外傷の発生機序から外力が人体へどのような影響を 及ぼし、また筋力の作用により転位した骨片がどのような影響を受けるのかが理解する。 ②解剖学的に外傷を捉える事により徒手整復法と固定法の理論的根拠を理解する。 ③徒手整復法と固定法の理論的根拠に基づき、臨床において患者個々に異なる症状に 対して固定法を工夫出来る。
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3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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確認試験①の成績を60%、確認試験②の成績を40%の割合で評価します。
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4. |
教科書・参考書 |
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柔道整復学・理論編、解剖学、柔道整復外傷学ハンドブック(上肢の骨折・脱臼)を基本教材として使用します。
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5. |
準備学修の内容・必要な時間 |
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柔道整復理論のみならず、上肢の骨、筋、神経の位置や走行を解剖学、運動学の教材を基に予習・復習する事をお勧めします。
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その他履修上の注意事項 |
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授業ではPC、及びOHCを使用し、スクリーンおよびテレビ画面を通しての講義が多くなります。着席時は画面が見やすい位置を選択して下さい。 講義中の質問は許可しています。理解できないまま講義が進んでしまわないよう、各個人で積極的な姿勢を見せて下さい。
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授業内容 |
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【第1回】 | 柔道整復理論を学ぶ際に押さえるべきポイント 〈解剖学に基づく想像力の重要性〉 | 【第2回】 | 鎖骨骨折 | 【第3回】 | 上腕骨外科頚骨折 | 【第4回】 | 上腕骨外顆骨折 | 【第5回】 | 上腕骨顆上骨折 | 【第6回】 | 尺骨肘頭骨折 | 【第7回】 | 前腕両骨骨幹部骨折 | 【第8回】 | コーレス骨折 | 【第9回】 | スミス・バートン・ショーファー骨折 | 【第10回】 | 舟状骨骨折 | 【第11回】 | 中手骨頚部(ボクサー骨折) | 【第12回】 | 中手骨骨幹部骨折 | 【第13回】 | 基節骨骨折 | 【第14回】 | 中節骨骨折 | 【第15回】 | 確認試験① 【定期試験】確認試験② |
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