Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

観光経済学(Economics of Travel and Torism) 鳥海 高太朗
2年 前期 専門 地域経済系選択 2単位
【地域・前期】 18-1-0825-3382

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

観光統計のデータなど特に数字を重視していきます。数字を使って、今の観光業界の課題を考えると共に、観光に関連した宿泊ビジネス、交通ビジネス、世界文化遺産登録、スポーツツーリズム、コンテンツツーリズム、フードツーリズムなどからも経済に与える影響や効果などについて事例を使って紹介していきます。最後には、インバウンド・アウトバウンドにおけるアイデア出し実習を行います。

2.
授業の到達目標

本講義では、観光が経済に与える影響、そして観光が日本経済を活性化することに関連した内容が中心で、日本国内、特に地方を活性化させる為にどうするべきなのかを考えるにあたり必要な知識を理解することを目標とします。現在、インバウンド(訪日旅行客)が注目されてますが、インバウンドに加えて、日本人が海外旅行にでかけるアウトバウンドに関する知識も習得していきます。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

期末試験を基本とし、中間での小テスト(1回)、アイデア出しなどの成果物も加味する。

4.
教科書・参考書

基本的には毎回プリントを配布します。
参考書:
観光経済学の基礎講義(中平千彦・藪田雅弘編著、九州大学出版会、2900円)

5.
準備学修の内容・必要な時間

新聞やインターネットなどを通じて、観光に関連するニュースを常にチェックをしておくことで、日々変化していく観光業界の最新の状況を把握することができます。

6.
その他履修上の注意事項

自分が旅行に出かけた時に、お金がどのように廻っていくのかを考えることを心掛けると講義内容がリアルに感じることができ、アイデア出しにもプラスとなります。

7.
授業内容

【第1回】
オリエンテーション(観光経済学とは)
【第2回】
海外・国内における観光の現状と今考えなければならない課題
【第3回】
日本人に関連した観光における統計データの解説
【第4回】
インバウンド(訪日外国人)に関する統計データの解説
【第5回】
インバウンド誘致へ向けた各地方の取り組み
【第6回】
宿泊ビジネスにおける観光との結びつき
【第7回】
交通ビジネスと観光の因果関係
【第8回】
観光における消費者行動
【第9回】
世界遺産登録における集客効果及び課題、離島における観光ビジネスの現状
【第10回】
スポーツイベント、コンサートなどコンテンツツーリズム関連の経済への貢献
【第11回】
フードツーリズムから見る観光客誘致戦略
【第12回】
観光業界におけるITの活用、メディアを使ったプロモーション戦略
【第13回】
日本人の海外渡航者を増やすアイデア出し実習
【第14回】
日本国内(特に地方)に外国人観光客を誘致する為のアイデア出し実習
【第15回】
まとめ・総括