Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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理科教育法2(Method of Science Education 2) 齋藤 猛
3年 前期 教職科目 2単位
【資格・前期】 18-1-0884-1989

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

・「理科教育法2」の講座は、受講者全員が模擬授業を実施します。
・互いに模擬授業の受講者(学習者)にもなり、総ての授業を討議と研鑽の場として活用し、実践的指導力の育成を目標とした講座です。
・理科教師として求められる資質・能力とは何かについて研修します。

2.
授業の到達目標

・高等学校理科教育の教科目標・科目目標を理解し、理科教師として必要な基礎的・基本的な知識・技能を修得できる。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

・学習指導案の内容、模擬授業(授業構成、実践的指導力、教材研究、評価の工夫、研究協議への参加状況)(60%)、演習プリント・課題レポート(40%)で評価します。研究協議において学習指導案の内容、模擬授業について講評する。

4.
教科書・参考書

・使用教科書:『改訂 生物基礎』 東京書籍
        :文部科学省『高等学校学習指導要領解説 理科編・理数編』平成21年12月 実教出版
        :国立教育政策研究所 教育課程研究センター『教育規準の作成、評価方法等の工夫
         改善のための参考資料』【高等学校 理科】平成24年7月 教育出版
・必要に応じ資料を配布します。

5.
準備学修の内容・必要な時間

・模擬授業で取りあげる単元について、授業者は授業展開が出来るように、学習者(受講者)は成果・問題点等を指摘できるように事前に教材研究をしておいてください。
・各回ごとに理科教育に関する課題を与えますので必ずまとめておいてください。

6.
その他履修上の注意事項

・教職課程履修者で、中学校・高等学校理科の教員免許を取得する者には必修の科目です。
・全講座数の3分の2以上の出席者にのみ単位取得資格を与えます。
・『高等学校学習指導要領解説 理科編・理数編』及び『教育規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料』【高等学校 理科】は第1回から使用しますので必ず準備しておいてください。

7.
授業内容

【第1回】
オリエンテーション    「高等学校学習指導要領解説 理科編・理数編」を参考に各科目の学習内容をまとめておく。(3時間)
【第2回】
各科目の学習内容    年間指導計画の作成方法を調べまとめておく。(2.5時間) 模擬授業実施予定単元を調べておく。(0.5時間)
【第3回】
年間指導計画作成、模擬授業単元決定①    観点別評価・評価規準とは何か調べまとめておく。(3時間)
【第4回】
観点別評価・評価規準について、教材研究について    学習指導案とは何か調べ、その様式について調べまとめておく。(3時間)
【第5回】
学習指導案様式について、学習指導案作成①様式を参考に作成    学習指導案の展開の部分についてより具体的な内容になるよう検討しまとめておく。(3時間)
【第6回】
学習指導案作成②展開の内容を再点検    模擬授業単元の教材研究をしておく。(3時間)  
【第7回】
模擬授業及び研究協議①受講者による模擬授業    模擬授業単元の教材研究をしておく。(3時間)
【第8回】
模擬授業及び研究協議②受講者による模擬授業    模擬授業単元の教材研究をしておく。(3時間)
【第9回】
模擬授業及び研究協議③受講者による模擬授業    2回目の模擬授業実施予定単元を調べ、学習指導案作成ができるよう準備しておく。(3時間)
【第10回】
模擬授業単元決定②、学習指導案作成③様式を参考に作成    学習指導案の展開の部分についてより具体的な内容になるよう検討しまとめておく。(3時間)
【第11回】
学習指導案作成④展開の内容を再点検    模擬授業単元の教材研究をしておく。(3時間)
【第12回】
模擬授業及び研究協議④受講者による模擬授業    模擬授業単元の教材研究をしておく。(3時間)
【第13回】
模擬授業及び研究協議⑤受講者による模擬授業    模擬授業単元の教材研究をしておく。(3時間)
【第14回】
模擬授業及び研究協議⑥受講者による模擬授業    同僚の講評なども参考に、模擬授業を実施して気づいた課題と改善点についてまとめておく。(3時間)
【第15回】
模擬授業を実施して気づいた課題と改善点    自分に不足している学習指導力、改善点を自覚し課題と対策をまとめておく。(3時間)