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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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柔道整復領域における手技療法、運動療法、物理療法について学修します。これらの治療法は柔道整復学では「後療法」といわれる領域ですが、単に骨折や脱臼に対して徒手整復を施した「後の治療」としてだけではなく、リハビリテーションの理念を踏まえて治療方法の基礎を学習します。それぞれの治療法が原理・原則に則って行われているかを理解し、損傷に応じた治療法の選択ができるように講義を進めます。 この科目はDP2の「運動器の損傷に対する評価法、治療法、およびそれらの背景となる基礎理論を説明できる」の修得に該当します。
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2. |
授業の到達目標 |
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本講義は柔道整復学における運動器外傷の保存的治療(手技療法、運動療法、物理療法)に関する基本を理論的に学習する事を目標とします。 柔道整復における後療法について説明ができる。 基本的な手技療法の治療方法・原理と効果および禁忌が説明できる。 基本的な物理療法の治療方法・原理と効果および禁忌が説明できる。 基本的な運動療法の治療方法・原理と効果および禁忌が説明できる。
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成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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定期試験により成績評価を行います(100%)。 3回以上欠席をした場合は1回の欠席につき5点を減点します。 授業態度の悪い学生は(私語など、電話機などの操作)1回につき5点を減点します。
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教科書・参考書 |
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プリントを適宜配布します。 『柔道整復学・理論編』(全国柔道整復学校協会 監修、南江堂)
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準備学修の内容・必要な時間 |
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物理療法の項目では以下の点について準備学習を行ってください。 ● 義務教育期間中に学んだ理科の熱の伝わり方、電圧、電流、抵抗 ● 高校で学ぶ物理学の電磁波、コイル、コンデンサ ● 生理学の呼吸循環(特に内呼吸)、皮膚の機能、筋の機能 運動療法と手技療法の項目では以下の点について準備学習を行ってください。 ● 関節の構造、筋の起始・停止および作用 ● 関節の構造、テコの原理、筋の微細構造 ● 有酸素運動と無酸素運動の違い
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その他履修上の注意事項 |
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遅刻または早退をした(する)生徒は、メモ用紙などに学籍番号、氏名、入室または退室時間を記入してその都度本人が提出してください。20分以上の遅刻または早退は欠席扱いとします。 授業中は携帯電話を鞄の中にしまってください。 ノートを取る代わりに写真を撮らないこと。
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7. |
授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス、柔道整復領域での後療法とリハビリテーション | 【第2回】 | 物理療法の基礎知識 | 【第3回】 | 温熱療法 | 【第4回】 | 寒冷療法と温冷交代浴 | 【第5回】 | 光線療法(赤外線、紫外線、低出力レーザー) | 【第6回】 | 電気療法(電気刺激療法、超音波療法、電磁波を用いた治療法) | 【第7回】 | 牽引療法(頸椎、腰椎)、その他の物理療法 | 【第8回】 | 運動療法の基礎 | 【第9回】 | 関節可動域運動 | 【第10回】 | 筋力増強運動 | 【第11回】 | 介護予防、生活のための運動療法 | 【第12回】 | 全身性の運動療法 | 【第13回】 | 手技療法の基礎 | 【第14回】 | 手技療法の臨床 | 【第15回】 | まとめ |
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