Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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情報と職業(Information in the Profession) 横山 明子
4年 メディア授業Ⅱ・Ⅳ 専門科目選択 2単位
【通信・Ⅱ・Ⅳ】 18-1-1706-2354

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

この授業は、教職課程の情報の免許を取得する際に、教科(情報)に関する科目です。情報に関わる職業人としての在り方について、情報化社会の特徴とともに理解できるようにします。
具体的には情報産業の社会にはたす役割を考えるとともに、情報産業に携わる職業についてどのような職業があるのかについて理解を深めます。また、今後、重要な社会インフラとなる情報システムの構築に携わる職業人として持つべき、危機管理や知的所有権とプライバシー保護などの職業倫理について理解できるようにします。
さらに、高校生が将来、情報産業技術者として働くためのキャリア発達とその支援(キャリアカウンセリング)のあり方について理解します。
これらの理解をもとにして、高校生のキャリア発達と職業選択支援のための教材作成を行います。
授業方法については、講義形式だけではなく、グループ活動を行いながら学んでいきます。各自ラーニング・ポートフォリオ(学修実践記録)を作成し、自分の学習の省察を行います。
この授業は、教育目標の2と3を目標とします。

2.
授業の到達目標

情報に関わる職業人としての在り方について、情報化社会の進展に伴い社会生活に不可欠な ICT(Information & Communication Technology)という視点から考えていきます。情報を専門とする生徒についてキャリアカウンセリングを考えていきます。情報社会の特質について学ぶことにより、社会科学の知識を深めます。
1.私(学生)は、情報産業の社会にはたす役割を説明できます。
2.私(学生)は、情報産業に携わる職業の種類と特徴について説明できます。
3.私(学生)は、高校生が情報産業技術者として働くためのキャリア発達の支援(キャリアカウンセリング)のあり方について説明できます。
4.私(学生)は、生徒のキャリア発達の支援と職業選択のための教材を提案できます。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

ラーニング・ポートフォリオ(30%)、作成した教材とリポート(50%)、最終リポート(20%)によって総合的に評価します。
ラーニング・ポートフォリオは返却し、解説をします。
作成した教材とリポートについては、LMSに解説をします。
最終レポートについては、LMSに解説をします。

4.
教科書・参考書

LMSを使用します。

5.
準備学修の内容・必要な時間

情報社会論をできる限り履修しておきましょう。情報社会の特徴について、課題図書をよんで復習をしておきましょう(5時間程度)。できるだけ多くの情報産業について調べておきましょう(3時間程度)。

6.
その他履修上の注意事項

教職課程登録者(情報免許)のための授業です。

7.
授業内容

【第1回】
生徒指導・進路指導論で学んだ内容を復習しておく。
学習目標と計画、学修ポートフォリオの作成についての説明を行う。
【第2回】
情報社会論で学んだ情報化社会の特質について復習する。
情報社会の特質について各自発表を行い、討論を行う。
【第3回】
情報社会の特質についてレポートを作成する。
情報化社会の社会変革と職業について、資料をもとに学ぶ。
【第4回】
情報産業の分類について、資料を探す。
情報産業の職業分類について、グループでまとめる。
【第5回】
ITSSについて資料を調べる。
ITSS(ITスキルスタンダード)について学ぶ。
【第6回】
情報産業技術者の資料を調べる。
情報産業技術者としての職業観とキャリア発達についてまとめ、そのあり方について理解する。また、キャリアカウンセリングの意義について学ぶ。
【第7回】
予習の内容は、授業中に指示する。
キャリア発達と職業選択のための教材作成のしかたを学び、計画を作成する。
【第8回】
予習の内容は、授業中に指示する。
教材作成① キャリア発達と職業選択支援のための教材作成を行う。
【第9回】
予習の内容は、授業中に指示する。
教材作成② キャリア発達と職業選択支援のための教材作成の発表と修正を行う。
【第10回】
予習の内容は、授業中に指示する。
教材作成③ キャリア発達と職業選択支援のための教材作成の修正を行う。
【第11回】
予習の内容は、授業中に指示する。
教材作成④ キャリア発達と職業支援のための教材作成の修正を行う。
【第12回】
予習の内容は、授業中に指示する。
作成した教材の発表と討論を行う。
【第13回】
予習の内容は、授業中に指示する。
資料を基にして、高校生・大学生の情報技術者志望者への支援について学ぶ。
【第14回】
予習の内容は、授業中に指示する。
学校現場での情報技術者のキャリア教育のあり方について発表と討論を行う。
【第15回】
予習の内容は、授業中に指示する。
授業のまとめと各自のレポートについて発表を行う。