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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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植物の病害抵抗性反応について概説したのち、病原菌感染から個々の抵抗性反応に至るまでのシグナル伝達機構に関する最新の知見を紹介します。また、病原菌側から見た植物への感染戦略についても考えていきます。講義の中では、授業のテーマに関連した英語原著論文の講読を適宜行っていきます。
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2. |
授業の到達目標 |
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様々な病原体の感染から自身を守るための植物の免疫システムについて説明できるようになることを目的とする。また、英語原著論文を読むことで、研究に必要な知識、実験手法の情報を得ることも実践する。
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3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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授業中に行う論文購読などへの参加姿勢、発表や質疑応答の内容とレポートで評価します。 講義において、それぞれの発表やレポートの内容について講評を行うことでフィードバックを行います。
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4. |
教科書・参考書 |
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教材は必要に応じて授業時に配布します。
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5. |
準備学修の内容・必要な時間 |
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1.予備学習として、事前に配布される資料や論文を読み、専門用語の意味などを調べておいてください。また、疑問に思う点やわからない点を把握しておき、講義の際に質問するようにしてください。(90分) 2.講義内容について資料を確認しながら復習するようにしてください。その際、わからない点については次回以降の講義の際に質問してください。(90分)
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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学部での植物化学、植物分子生物学、生化学、および有機化学を復習しておいて下さい。
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授業内容 |
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【第1回】 | 植物の免疫システム | 【第2回】 | 植物における病原菌感染シグナルの受容機構 | 【第3回】 | イネのキチン受容体に関する英語論文購読 | 【第4回】 | イネのキチン受容体に関する英語論文購読の続き | 【第5回】 | シロイヌナズナのキチン受容体に関する英語論文購読 | 【第6回】 | シロイヌナズナのキチン受容体に関する英語論文購読の続き | 【第7回】 | 病害抵抗性反応における植物ホルモンの機能 | 【第8回】 | イネの病害抵抗性反応におけるジャスモン酸の機能に関する英語論文購読 | 【第9回】 | イネの病害抵抗性反応におけるジャスモン酸の機能に関する英語論文購読の続き | 【第10回】 | イネのファイトアレキシンの生理機能と生産制御機構 | 【第11回】 | 植物の防御応答と病原菌の感染戦略 講義で学んだ植物の防御応答を打ち破る病原菌の感染戦略について議論してもらいます。 | 【第12回】 | 病原菌の感染戦略に関する英語論文の紹介 各自が選んだ英語論文についてその内容を発表してもらいます。 | 【第13回】 | 病原菌の感染戦略に関する英語論文の紹介の続き 各自が選んだ英語論文についてその内容を発表してもらいます。 | 【第14回】 | 植物への病害抵抗性賦活技術 | 【第15回】 | 講義のまとめ、レポートの講評と返却
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