アメリカ文化論Ⅱ
担当者 田嶋 英治
単位・開講先 選択  2単位 [人間文化学科]
科目ナンバリング LIE-102

授業の概要(ねらい)

本講座ではアメリカ文化を表層文化と深層文化の視点の両面から学習し、英語を読んだり聞いたりするので「英語力は必須」です。文化の定義は様々あり、それゆえ「アメリカ文化」という、いろいろな視点からとらえることができます。承知のようにアメリカは、多民族国家、多文化社会であり、これが「アメリカ文化とは何か」をとらえることの難しさの一面にもなっています。例えば広い意味で言えば、文化に関連する問題は人種問題、宗教、多文化共生等に関わる文化的問題から大衆文化まで様々です。本講座では日本にも大きな影響を与えてきた、多様性のあるアメリカの文化や社会について資料映像や、テキストの英語の資料を通し考え、グループワーク等でディスカッショを行い考察、概観します。

授業の到達目標

①アメリカ文化に関わる諸問題を学習し、アメリカについて興味をもち基本的知識を身につけること。特に日米の比較文化的な視点からも「アメリカ文化とは何か」について考え、将来においてグローバルな視点で物事を考えられるようになること。またアメリカに関係する事柄について調べ、データを読み解くことが出来るようになること。
②将来、教員として英語教育に携わる予定のある人、アメリカ留学の予定のある人、ビジネス等でアメリカと関わる予定のある人等は、各人の目標に達成に向けた「アメリカ文化」の基礎知識を身につけること。また異文化コミュニケーションの視点から、「アメリカ人の物事の考え方や価値観等」を学ぶこと。
③アメリカ文化に関する課題について発表するので、資料の収集、分析、発表能力を身につけること。

成績評価の方法および基準

①平常点(出席率及び積極的な授業参加、及び課題等)40% ②定期試験 60%、等で総合的に評価します。
(注意)特に出席率は評価に大きな影響があります。また出席(遅刻を含む)、試験及び提出物等、上記の各項目の中に1つでも極度に悪い状況がある場合、それだけで履修が認められらないことがあります。携帯電話の厳禁。授業中の居眠りの厳禁。詳細は授業でお知らせいたします。

教科書・参考文献

種別 書名 著者・編者 発行所
教科書 アメリカ文化55のキーワード 笹田直人、野田研一、山里勝己 ミネルヴァ書房
参考文献 映画で学ぶ アメリカ文化 八代 晴海 編著 スクリーンプレイ出版

準備学修の内容

アメリカ文化に関連する英文を読むので、英語力をつけてください。またテーマの課題についてのレポート、発表、ディスカッションのために十分な準備をしてください。また定期試験も広範囲となるので、テキストや配布されたハンドアウトを自ら熟読、勉強し努力してください。

その他履修上の注意事項

授業のシラバスや課題レポートは必要に応じて調整されますが、詳細は授業でお伝えします。(授業中の私語、携帯の使用、睡眠、内職、飲食等の授業と関係のないことは厳禁します。逸脱行為は評価に影響します。)

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション
第2回 (1)アメリカ文化に関する英文を読む。
(2)文化とコミュニケーションの諸問題等。
第3回 (1)アメリカ文化に関する英文を読む。
(2)アメリカが抱える現在の問題やデータ等。
第4回 (1)アメリカ文化に関する英文を読む。
(2)アメリカにおける教育に関する問題等。
第5回 (1)アメリカ文化に関する英文を読む。
(2) アメリカにおける家族や女性に関する問題等。
第6回 (1)アメリカ文化に関する英文を読む。
(2)アメリカにおけるビジネスや消費社会に関するの問題等。
第7回 (1)アメリカ文化に関する英文を読む。
(2)アメリカにおける現代及び歴史的な問題から、アメリカを考える。
第8回 (1)アメリカ文化に関する英文を読む。
(2)アメリカにおける大衆文化としての音楽・映画・芸能・食、等。
第9回 (1)アメリカ文化に関する英文を読む。
(2)アメリカにおける大衆文化としての音楽・映画・芸能・食、等。
第10回 (1)アメリカ文化に関する英文を読む。
(2)アメリカにおける大衆文化としての娯楽、スポーツ、メディア、コマーシャル等。
第11回 (1)アメリカ文化に関する英文を読む。
(2)アメリカにおける大衆文化としての娯楽、スポーツ、メディア、コマーシャル等。
第12回 (1)アメリカ文化に関する英文を読む。
(2)アメリカにおける祭りや儀式等に関する事、等。
第13回 今までの内容の理解確認。
第14回 アメリカ映画や映像資料等から読み解く、アメリカ文化。映像資料を通してアメリカ文化や社会に関する問題を考える。
第15回 アメリカ映画や映像資料等から読み解く、アメリカ文化。映像資料を通してアメリカ文化や社会に関する問題を考える。
まとめ 今までの内容の総括。