人間関係論
担当者 津村 健太
学年・開講期 1年次 後期  [経済学部 地域経済学科]
科目の種類 総合基礎
区分・単位 選択 2単位
科目ナンバー 0G101

授業の概要(ねらい)

本授業は、総合基礎科目の学修目標2(論理的・批判的思考、能動的な態度)、および3(人文・社会科学の幅広い関心・知識)に関連する科目です。

人間関係において重要な役割を果すコミュニケーションの構造や特徴を理解することで、自らを取りまく人間関係について、客観的に考察する視点を獲得することをねらいとしています。その際、特に日本語によるコミュニケーションに焦点をあてます。

言語・非言語コミュニケーション、対人関係におけるコミュニケーション、日本語における比喩やオノマトペ、公共の場や異文化間におけるコミュニケーションなどの観点から、コミュニケーションや人間関係について考えます。最後に、それまでの授業を総括し、コミュニケーションの諸相から自身の人間関係について考察します。

授業の到達目標

自らを取り巻く人間関係について、コミュニケーション学の観点から客観的に捉えることができる。

コミュニケーションや対人関係に関する理論などを学ぶことで、自分の想いや考えを適切に表現しできるようになる。また、他人の意図を受け入れられる素地をつくる。

成績評価の方法および基準

授業ごとにLMS上で事後課題を課します。また、期末レポートとして、授業で学修した内容をもとに、自身の人間関係について考察してもらいます。

最終成績は、授業ごとの事後課題90%、期末レポート10%の割合で評価します。

事後課題および期末レポートについては、適宜コメントをつけてLMSにて返却します。

教科書・参考文献

種別 書名 著者・編者 発行所
教科書 『日本語とコミュニケーション』 (ISBN: 978-4595315435)
滝浦真人・大橋理枝 放送大学教育振興会
参考文献 『コミュニケーション力』 (ISBN: 978-4004309154) 齋藤孝 岩波書店

準備学修の内容

第1回の授業の準備学修として、これまでの人間関係やコミュニケーションにおいて困難を感じた経験を思い起こし、ノートなどに簡単にまとめてきてください。

授業での学修内容を振り返り、気づいたことや学んだことの要点を各自のノート等に整理してください。また、LMSの事後課題に取り組んでください。(時間の目安:2時間)
また、日頃から、授業で学んだことを自らのコミュニケーションで実践してみてください。そうした積み重ねによって、自らのコミュニケーションを客観的に捉え、コミュニケーションの質を高めていきましょう。(時間の目安:1時間)

その他履修上の注意事項

LMSを使用します。

教科書を使用します。必ず購入するようにしてください。

授業内容

授業内容
第1回 コミュニケーションの構造と本質
第2回 日本語のコミュニケーション
第3回 言語コミュニケーションと非言語コミュニケーション
第4回 あいさつのコミュニケーション
第5回 対人関係における言葉
第6回 依頼・勧誘の場面におけるコミュニケーション
第7回 感謝・謝罪・褒めの場面におけるコミュニケーション
第8回 対人関係のコミュニケーション
第9回 敬語のコミュニケーション
第10回 スピーチのコミュニケーション
第11回 比喩とコミュニケーション
第12回 日本語のレトリックとオノマトペ
第13回 公共の場におけるコミュニケーション
第14回 異文化間のコミュニケーション
第15回 日本語とコミュニケーション