担当者 | 浪越 一喜 | |
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単位・開講先 |
選択 2単位 [初等教育学科 こども教育コース]
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科目ナンバリング | ESS-109 |
今日の社会の中で、身体的にも精神的にも健康な状態を維持することがすべての活動の基本となります。
基本的な生活習慣、心身の諸機能の発達、怪我や疾病の原因とその予防等、領域「健康」の指導の基本となる知識を学習します。また、文部科学省幼児期運動指針を踏まえ、幼児期の運動の必要性を理解するとともに幼児期に獲得させたい動きに対応した保育内容について考察します。特に、発達刺激としての運動にとどまらず、運動及び運動遊びそのものの楽しさを味わい、生涯にわたって運動に親しむ態度をはぐくむ基礎を築く重要な段階としての基本的な理論と実践例を検討します。
①広義の「健康」の定義を理解し、健康と各ライフステージの特徴を整理し、特に幼児期の健康課題について具体的に示すことができる。
②幼児期の心身の発達と生活習慣の形成を理解している。
③幼児期運動指針を踏まえ、日常生活および保育における運動及び運動遊びの必要性を理解し、具体的な身体活動(運動・運動遊び)例を提示することができる。
④安全な生活と怪我や病気の種類及びタイプとそれに対応した予防策を理解している。
①各グループ課題における発表内容及び資料収集とその提示方法(ICT含む)10%×6回
②期末試験40%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 全社協ブックレット⑧平成30年度改正施行 保育所保育指針 幼保連携型認定こども園教育・保育要領 幼稚園教育要領 | 全国保育士会 | |
参考文献 | 事例で学ぶ保育内容 領域健康 | 倉持清美編者代表 | 萌文書林 |
参考文献 | 「健康 理論編」 | 米谷光弘編著 | 保育出版社 |
健康に関する今日的課題については、日ごろから新聞、雑誌など情報の収集に努めてください。また、各回の授業に対応した課題に対する準備及び学修後の振り返りについてはレポート等にまとめること。また、MELIC(メディアライブラリーセンター)等を十分活用し、資料収集、発表資料作成(ICT含む)を行ってください。
グループで課題に向けた活動が多く含まれているため主体的に関わることが大切です。また、自身の運動の好嫌に関係なく、幼児の運動遊び等の理論について積極的に学修することを期待しています。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション(WHO健康の定義の理解) |
第2回 | 現代社会の健康課題と我が国の体育・スポーツ推進の基本的施策 |
第3回 | 幼児の健康課題と発達的意味 |
第4回 | 幼児の健康課題とその解決策(グループ課題・発表) |
第5回 | 体の諸機能の発達と生活習慣の形成 |
第6回 | 発達段階に応じた生活習慣(グループ課題・発表) |
第7回 | 体の諸機能の発達と体格・体力・運動能力 |
第8回 | 広義の体力の理解と幼児の体力の育成(グループ課題・発表) |
第9回 | 【オンライン(LMS)】幼児期運動指針の理解と保育実践について考える |
第10回 | 運動遊び実践例(鬼ごっこ)の種類と指導(グループ課題・発表) |
第11回 | 安全な生活と怪我の種類(現状)と予防 |
第12回 | 怪我の種類と予防(グループ課題・発表) |
第13回 | 安全な生活と疾病の種類(現状)と予防 |
第14回 | 疾病の種類と予防(グループ課題・発表) |
第15回 | 総括(まとめと試験) |