担当者 | 田嶋 英治 | |
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単位・開講先 |
選択必修 2単位 [人間文化学科]
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科目ナンバリング | FLE-101 |
国際化や多文化社会化が進んでいる日本社会では、国内においても外国の人々との異文化接触の機会が増えている。言うまでもなく、この異文化接触は海外においては、避けて通ることができません。ここで必要なのが異なる社会に属する人と円滑な人間関係を構築し「共生」するための知識や方法です。例えばお互いの文化、社会、習慣、慣習、価値観、そして物事の考え方、そしてコミュニケーションの取り方等を知らなければ、円滑なコミュニケーションをとることは難しくなります。本講座ではこの視点にたち、「異文化コミュニケーション」について学習します。また課題に対して、プレゼンテーションをしてもらいます。
①異文化理解をするために、基本的なことを理解すること。
②異文化コミュニケーションの「キーワード」を中心に基本的概念について理解すること。
③理論やケーススタディ-をしっかり学習し、実際の異文化状況の中で適応できるようになるための基礎をつくること。
④英文の資料等を読めるようになること。
⑤発表能力を身につけること。
授業参加度( 出席、授業への取り組み) ・平常点 (課題等 )40%、定期テスト60%
遅刻は2回を欠席1回としてみなします。極度の遅刻は欠席にします。欠席、遅刻は評価に大きく影響します。また欠席が4回以上した場合、定期テストを受けられません。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『はじめて学ぶ異文化コミュニケーション -多文化共生と平和構築に向けて-』 | 石井敏、久米昭元、長谷川典子、桜木俊行、石黒武人 | 有斐閣 |
参考文献 |
異文化理解に関する課題や発表があるので、自ら積極的に取り組んでください。事前に指定されたテキストや課題はしっかり勉強し、積極的に授業が受けられるように準備してください。また英文の資料もあるので、英語の勉強をしてください。
以下の事を厳禁します。以下の事は評価に影響し、厳禁します。(授業中の居眠り、携帯の使用、授業と関係のない事をすること。)授業のシラバスや課題レポートは必要に応じて調整されますが、詳細は授業でお伝えします。異なる文化に属す人々と接触する時は、お互い言語を理解しているだけでは、円滑なコミュニケーションをとることはできません。本講座で学習する「異文化コミュニケーション」の知識があることは、より円滑なコミュニケーションをとることができるようになる可能性あります。それゆえ自らこのような能力を習得するという、目的意識をもって履修してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 |
●【要注意】 ●オンライン授業 【 第1回目 : 対面授業ではありません。】
異文化コミュニケーションを学ぶということ。 |
第2回 |
●【要注意】 ●オンライン授業 【 第2回目 : 対面授業ではありません。 次回の第3回(4月20日 火曜日)の対面授業日までに、第2回目をオンラインで受講してください。】
異文化コミュニケーションの基本概念。 重要キーワード。文化、コミュニケーション、異文化コミュニケーションについて。 |
第3回 |
◆【要注意】 ◆対面授業を開始します。 【 4月20日 火曜日 】 学校での対面授業の初日です。
自己とアイデンティ。障壁の種類、偏見・ステレオタイプはなぜ生まれるか。 |
第4回 |
異文化コミュニケーションの障壁。
偏見の低減に向けて。 |
第5回 |
深層文化の探求。
文化的価値観の学習過程。価値志向と価値観の国際比較。 |
第6回 |
言語コミュニケーション。(1)
言語の構造、言語メッセージの意味と用法。 |
第7回 |
言語コミュニケーション。(2)
コミュニケーション・スタイル、文化差・個人差、コンテキストの諸要因。 |
第8回 |
非言語コミュニケーション。
非言語コミュニケーションの特質と種類。 |
第9回 |
カルチャーショックと適応のプロセス。(1)
カルチャーショックの特徴、異文化適応曲線。異文化適応に盈虚を及ぼす要因。 |
第10回 |
カルチャーショックと適応のプロセス。(2)
「成長」過程としての異文化適応、異文化適応とアイデンティティの変化。 |
第11回 |
対人コミュニケーション。(1)
異文化の友人、異文化の恋人との関係構築。 |
第12回 |
対人コミュニケーション(2)
「思い込み」異文化コミュニケーション。 |
第13回 | 内容理解。 |
第14回 |
映像資料に見る異文化、異文化コミュニケーション。
映像資料をもとに、異文化に関する問題を考える。 |
第15回 |
映像資料に見る異文化、異文化コミュニケーション。
映像資料をもとに、異文化に関する問題を考える。 本授業のまとめ。 |