演習Ⅱ
担当者 川上 祐司
単位・開講先 必修  2単位 [経営学科]
科目ナンバリング SEM-302

授業の概要(ねらい)

川上ゼミナールは、将来、国内外のプロスポーツチーム・リーグおよびスポーツビジネス業界への就職を希望し活躍したい学生たちが集います。各自が設定する「スポーツマネジメント」「スポーツマーケティング」に関するテーマの設定と探求し、さらにはその成果を対外的機関に提言・発表していきます。これによって川上ゼミナールとゼミ生たちのプレゼンスを高めるとともに、疑似化と停滞化するわが国のスポーツビジネスの活性化とスポーツ先進国への創造を目的とします。基本的には一人1テーマを設定し必ず学内外での発表し、卒業論文執筆が必須とします。2021年度は6名が執筆しています。
現在、川上研究室(スポーツマネジメント研究室)では、①スポーツスポンサーシップに関する研究 ②アメリカスポーツビジネスに関する研究を進めています。毎年3月に滞在するアリゾナ州スコッツデール市を拠点に同市およびサンフランシスコ・ジャイアンツを通じたファン・エコノミクスに関する研究活動を展開しています。ゼミ生たちも毎年アメリカでゼミ合宿を実施しており、2019年8月にはニューヨークとボストンを訪問しました。これまでにもフェニックス、サンフランシスコ、サンディエゴにて夏ゼミ合宿を実施して現地にて様々な活動や、グランドキャニオン大学(アリゾナ州フェニックス)とサンディエゴ州大学スポーツマネジメントクラスへの参加しています。さらには③国内スポーツクラブ・リーグの「水戸ホーリーホック」「アローレ八王子スポーツクラブ」との連携したマーケティングプロジェクトを実施しています。今夏は「アルビレックス新潟ベースボールチーム」の運営(新潟経営大学・新潟医療福祉大学合同プロジェクト)に参加します。これらのプロジェクトには任意で参加してもらいます。
川上ゼミナールでは他大学のスポーツマネジメント系ゼミとの交流も積極的に実施しています。特に毎年11月開催の大阪体育大学藤本研究室(スポーツマーケティング研究室)が主催する全国主要スポーツマネジメントゼミが集う合同ゼミナール「スポーツマーケティングセミナー」に参加し、同じ思想を持つ他学の優秀な学生たちと新たなスポーツビジネスモデルの創造を目指します。
これらの活動を通じて川上ゼミナールでは卒業論文執筆を前提に2.5年間の間の活動になります。
その成果として、川上ゼミナールはこれまでに、スポーツ産業学会アイデアコンペ「スポーツ庁長官賞」受賞(2021)、大学コンソーシアム八王子学生発表会準優秀賞(2020)、帝京大学学長賞(2020、2019)、日本スポーツ産業学会学会長賞(2019)、帝京大学経済学部学部長賞(2018)、日本スポーツ産業学会冬季学術集会日本スポーツボランティアネットワーク優秀賞(2021、2020、2019)、沖縄スポーツビジネスコンテスト優勝・最優秀賞(2018)、ベースボールビジネスアワード優秀賞(2016)、などを受賞するなど輝しい実績を誇っています。そして、その結果、川上ゼミナールで2.5年間頑張ったOB・OGたちは現在、国内スポーツ業界・チーム・協会で活躍しています。

【これまでの主な就職先】
横浜マリノス株式会社(Jリーグ)、株式会社V・ファーレン長崎(Jリーグ)、日本フットサル協会(Fリーグ)、公益財団法人JKA(日本競輪協会)、ゼビオ株式会社、セントラルスポーツ株式会社、株式会社ユーフォリア、株式会社ZEPE、東日本旅客鉄道株式会社、エン・ジャパン株式会社、株式会社チェッカーサポート、名糖運輸株式会社、しののめ信用金庫 他

【これまでの主なインターンシップ先】
千葉ロッテマーリンズ、横浜DeNAベイスターズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、松本山雅FC、八王子ビートレインズ、ジークスター東京、アローレ八王子スポーツクラブ(東京都1部リーグ)、日本フットサル協会(Fリーグ)、株式会社Tマーケティング(Tリーグ)、株式会社ユーフォリア、ベースボールレジェンドファンデーション、47コーポレーション(工藤公康事務所)、排球堂マーケティング株式会社(Vリーグ)、株式会社スポーツコミュニケーションズ(二宮清純事務所)、株式会社ランダムアソシエイツ(戸張捷事務所)、明治神宮野球場 他

【秋期の主なスケジュール(2020年度実績)】
9月:学内学生チャレンジ制度
10月:プロ野球殿堂博物館見学&学外ゼミ参加、地方創生政策アイデアコンテスト2020、
esports Biz Contest~Evolving esports~、
富士通レディース見学・ゴルフトーナメント会場視察(10/16::無観客につき断念)
プロスポーツマーケティングセミナー(中止)
11月: 第1回川上ゼミナール下期決起BBQ大会、モンベルチャレンジ支援プログラム
12月:大学コンソーシアム八王子学生発表 12/5-6 (対面の部にて準優秀賞)
新ゼミナール生歓迎2020川上ゼミ大運動会&野外プログラム in アローレ八王子
1月:2020年度川上ゼミナール卒業研究発表会、2020年度下期経済学部ゼミ研究発表会、
2020年度経済学部学生論文集
2月:スポーツ産業学会冬季学術集会卒論セッション・ジュニアセッション(オンライン発表)
水戸ホーリーホックジョイントスタディ(スポンサーセールス戦略策定プロジェクト)
アメリカスポーツマネジメント研修(中止)
川上ゼミナール4年生卒業謝恩会
3月 卒業式

【川上ゼミナール(川上祐司スポーツマネジメント研究室)オフィシャルメディア】
公式Facebook(https://www.facebook.com/kawakamisemi2015/)
公式twitter (https://twitter.com/kawakamisemi)
公式Instagram (https://www.instagram.com/kawakamisemi/)

授業の到達目標

(1)わが国のスポーツの「高度化」と「大衆化」に寄与・貢献する。スポーツ先進国に向けたポジティブかつ斬新な思考と提言を目標とする。あわせて、企画書・提案書の作成とプレゼンテーションスキルの習得と向上を目標とする。
(2)(1)の成果として学内外での発表、論文執筆、および卒業論文執筆を目的とする。

成績評価の方法および基準

(1)各自テーマの探究と学会等の対外的発表および卒業論文執筆
(2)川上研究室が探究する各テーマ・プロジェクトへの積極的参加と各自テーマへの反映
(3)体育会所属学生を歓迎します。文武両道で試合成果、その他はスポーツチーム他およびスポーツ関連企業へのインターシップ参加による成果

教科書・参考文献

種別 書名 著者・編者 発行所
教科書 『アメリカのスポーツ現場に学ぶマーケティング戦略-ファン・チーム・行政が生み出すスポーツ文化とビジネス』 川上祐司著 晃洋書房
教科書 『メジャーリーグの現場に学ぶビジネス戦略―マーケティング、スポンサーシップ、ツーリズムへの展開』 川上祐司著 晃洋書房
教科書 『新型コロナウイルスの影響にみるプロスポーツビジネスのエスノグラフィーー2020MLBスプリングトレーニングキャンプを顧みて-』 川上祐司著 帝京経済学研究・帝京大学経済学会
教科書 『オリンピックスポンサーシップ構造の功罪(その1・その2・その3)』 川上祐司著 帝京経済学研究・帝京大学経済学会
教科書 『ダイナミックプライシングの価格設定要因の一考察-MLB San Francisco Giantsのチケットセールスを事例に-』 川上祐司著 帝京経済学研究・帝京大学経済学会
教科書 日本プロゴルフトーナメント開催と企業経営効果についてーLPGAツアートーナメントを事例にー 川上祐司著 帝京経済学研究・帝京大学経済学会
教科書 『プロスポーツにおける戦力均衡がリーグおよびチーム経営に及ぼす影響 ─アメリカプロスポーツリーグ「NFL」「MLB」を事例に─』 川上祐司著 帝京経済学研究・帝京大学経済学会
教科書 『スポンサーシップイベントによる企業イメージ効果と現状の課題 ─国内企業におけるスポサーシップ事例より─』 川上祐司著 帝京経済学研究・帝京大学経済学会
教科書 メジャーリーグベースボール アリゾナカクタスリーグにおける経済効果 川上祐司著 帝京経済学研究・帝京大学経済学会
教科書 『アメリカ型スポーツリーグおよびチームマネジメントの一考察 ─National Football Leagueにおける戦力均衡化モデルを事例に─』 川上祐司著 帝京経済学研究・帝京大学経済学会
教科書 『わが国のスポーツスポンサーシップ構造と現状の課題について』 川上祐司著 帝京経済学研究・帝京大学経済学会
参考文献

準備学修の内容

昨今の一般的スポーツビジネスに関する話題を有して臨むこと。さらには国内一般紙および日本経済新聞を必読のこと。加えてSports Business Journal、またスポーツ専門サイト等より海外スポーツビジネス動向にも関心を高めること。

その他履修上の注意事項

川上ゼミナールではスポーツマネジメントに関する高いスキルとナレッジの習得が必須のため小職授業(アメリカ型スポーツ経営、スポーツマーケティング論、スポーツプロモーション論)の履修が大前提です。但し、履修出来ない学科もありますのでその場合は別途相談下さい。また出来る限り「統計学」関係の科目の履修もして下さい。論文執筆およびマーケティング業務には必要不可欠となります。
本ゼミナールは学ぶ場でなく個人テーマ探究と成果の発表の場であり、成果創出に向けたディスカッションの場であります。停滞するわが国スポーツビジネスの活性化を目指すべくコミュニケーションスキル・プレゼンテーションスキル・ディスカッションスキル・ファシリテーションスキルが必須となります。

授業内容

授業内容
第1回 卒業論文中間報告、夏休みワーク報告(体育会、インターンシップ、アメリカ夏合宿他)
第2回 ファシリテーション(個人テーマ・卒論テーマ発表、WG報告)
第3回 ファシリテーション(個人テーマ・卒論テーマ発表、WG報告)
第4回 ファシリテーション(個人テーマ・卒論テーマ発表、WG報告)
第5回 ファシリテーション(個人テーマ・卒論テーマ発表、WG報告)
第6回 ファシリテーション(個人テーマ・卒論テーマ発表、WG報告)
第7回 ファシリテーション(個人テーマ・卒論テーマ発表、WG報告)
第8回 ファシリテーション(個人テーマ・卒論テーマ発表、WG報告)
第9回 ファシリテーション(個人テーマ・卒論テーマ発表、WG報告)
第10回 ファシリテーション(個人テーマ・卒論テーマ発表、WG報告)
第11回 ファシリテーション(個人テーマ・卒論テーマ発表、WG報告)
第12回 ファシリテーション(個人テーマ・卒論テーマ発表、WG報告)
第13回 ファシリテーション(個人テーマ・卒論テーマ発表、WG報告)
第14回 ファシリテーション(個人テーマ・卒論テーマ発表、WG報告)
第15回 川上ゼミナール4年生卒業研究成果発表会