Web Syllabus(講義概要)

平成29年度

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先端科学技術序論(Introduction to Advanced Sciences and Technologies) 渡辺 隆治
1年 前期 専門基礎科目必修 2単位
【情電・前】 17-1-0433

1.
授業の概要(ねらい)

 情報工学分野、電子工学分野を中心としたそれぞれの専門分野における最新の知識と技術について、基本原理から具体的な応用まで、最先端で活躍する研究開発者でもある各教員が、講演会形式で平易に紹介します。
 今後選択する授業科目を各自が決める参考になるように、先端科学技術と授業科目との関連についても説明します。

2.
授業の到達目標

 科学技術の最新の知識やそれらの応用について理解する。
 科学技術に対する興味を高める。
 学生各自がこれから大学で重点的に学んでいく分野を決めるためのきっかけを掴む。

3.
成績評価の方法および基準

 担当者ごとに試験、または、レポートが課されます。各回に均等に割り振られた評価点の合計で成績を評価します。

4.
教科書・参考書

 教科書・参考書は使用しません。

5.
準備学修の内容

 各授業でのテーマに関する新聞記事を読んだり、テレビ番組を視聴したりして下さい。
 興味を持ったテーマについては、知識を深めるために関連図書等を読んで下さい。

6.
その他履修上の注意事項

 技術講演会を聴く態度と技能を身に付けるよう努力して下さい。
 授業計画で予定された順序を掲示による予告なく変更する場合があります。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 地球環境最前線と省エネ;人間を幸せに導くはずの科学技術で、地球は報道されている以上に激変した。
       さらに、問題のCO2以外にも温暖化の原因は存在する!?(飽本一裕)
【第2回】
 生体医工学・福祉工学の挑戦;医療や福祉のために用いられる工学について、その歴史と最先端技術、
       解決すべき課題について紹介(小川充洋)
【第3回】
 ロボットビジョン;ロボットの視覚であるロボットビジョンの現状と課題(荒井正之)
【第4回】
 論理学の歴史とコンピュータの起源;ゲーデル、チューリング、フォン・ノイマンの業績を中心に、
       論理学の歴史とコンピュータの起源との密接な関連について解説(上出哲広)
【第5回】
 太陽光発電システム;身近な再生エネルギー源である太陽光による発電技術について基本原理・課題・
       動向、本学での取組みを解説する。(小林靖之)
【第6回】
 量子力学と次世代電子情報技術; 量子力学の原理に基づく次世代デバイス群が、生活をより豊かに
       安全に変えていきます。 色を自在に作り出す量子ドットTVから、IoT に情報理論的
       安全性をもたらす量子乱数発生器まで。(近藤直樹)
【第7回】
 3次元コンピュータグラフィックスのしくみ;3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)がどのように
       作られるか、モデリング、レンダリングの実際の手法について概観(佐々木茂)
【第8回】
 学習環境の変化;技術や知識を実際に生かすためにはどのように学ぶかといった視点から、新しい学習観
       に基づいた学習活動、情報通信技術(ICT)を用いた支援システムを紹介(高井久美子)
【第9回】
 産業用ロボットの現状と未来:ロボット大国日本を支え、進化の止まらない産業用ロボットの歴史と
       現状を紹介し、未来のロボットに不可欠な機能を解説(蓮田裕一)
【第10回】
 レーザモジュール(LDM)の低消費電力化:超高速光通信の装置は100以上のLDMが組み込まれ、低消費
       電力化が不可欠。消費電力が他社比3割のLDMを開発した企業経験を紹介(平谷雄二)
【第11回】
 コンピュータシステムの高性能化;コンピュータシステムに求められる性能には、どのようなものがあり、
       どのようにしてその性能を高めているのか紹介(古川文人)
【第12回】
 ヒューマンコンピュータインタラクション;人間とコンピュータの相互関係について、ユーザインタフェースに
       関する内容を中心に既存技術から先駆的研究までを紹介(水谷晃三)
【第13回】
 視覚復号型暗号とその応用;現在利用されている暗号系の現状について簡単に述べた後に、復号に際して
       計算機を必要とせず、人間が目で見るだけで復号可能な視覚暗号の原理と応用例を紹介
       (盛拓生)
【第14回】
 知的情報処理;知的システムや知能ロボットを概観して古典的な人工知能の限界を理解し、最新の研究や
       今後の展望について解説(山根健)
【第15回】
 社会を支える情報システム;現代社会で至る所に存在する情報システムの具体例を紹介するとともに、
       情報システムはどのように開発するのか、ユーザとしてどう関わればよいか(渡辺博芳)