Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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国際交流論1(International Communication 1) 林 春
2年 前期 総合基礎科目選択 2単位
【総合・前期】 19-1-0086-4748

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

日本社会で暮らす人々の多様化が急速に進んできています。異なる国や人から様々な考えや価値観を積極的に受け入れ、理解することで、国際感覚あふれる人間に成長することが、私たち一人ひとりに求められています。このような国際的人材の育成はグローバリゼーション社会において急務の課題です。このような背景を念頭に置きながら、本講義では、異文化とコミュニケーションの関係について様々な視座から学びます。また、第4回から第8回まで受講生によるプレゼンテーションを行い、第14回はグループでポスター発表を行います。なお、この授業では総合基礎科目の学修目標1、2、3に関する知識、技能、態度を修得します。

2.
授業の到達目標

国際交流と異文化について、理論と実践を通して理解し、国際的な感覚および能力を身につけ、国際問題の多面的な捉え方を身につけられるようになります。さらに、国際問題の理解と解釈に対する論理的評価ができるようになります。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

授業態度、課題、レポートの成績を合わせて評価します。
その割合は授業態度(20%)、課題(30%)、レポート(50%)を占めます。
授業態度の成績は討論への参加度について評価します。
100点満点で60点以上を合格とします。
最後の授業で全体に対するフイードバックを行います。
レポートは返却し、解説をします。

4.
教科書・参考書

教科書:『異文化理解入門』原沢伊都夫(著)(研究社)2,200円+税 ISBNコード(978-4-327-37734-2)

5.
準備学修の内容・必要な時間

1.テキストの関連部分を事前に読んだ後、その内容を予習シートに記入してください。(30分)
2.授業中に受講生によるプレゼンテーションおよびグループでポスター発表を行いますので、それと関連する資料の収集などを準備してください。(1.5時間)
3.学習した内容を整理した後、自分の意見などを述べたうえで、感想文にまとめ、期限までに提出してください。(1.5時間)

6.
その他履修上の注意事項

定期的に授業の内容に関する課題を課し、感想文を提出してもらいます。
授業中に受講生によるプレゼンテーションおよびグループでポスター発表を行いますので、それと関連する資料を調べたうえで、真剣に発表と質疑応答を取り組むことを求められています。
情報電子工学科を対象とするクラスにおいて、この科目はJABEE対応プログラムの必修科目(選択必修科目)、学習・教育到達目標中項目1-1に対応する科目となります。

7.
授業内容

【第1回】
オリエンテーションを行う。
担当者自己紹介、授業概要及び評価方法を説明する。
予習の内容は、授業中に指示する。
【第2回】
文化交流史について概説する。
予習の内容は、授業中に指示する。
【第3回】
文化の概念や特徴について学ぶ。
【第4回】
コミュニケーションの概念について考察する。
【第5回】
異文化適応について学ぶ。
【第6回】
異文化の認識について学ぶ。
【第7回】
差別について学ぶ。
【第8回】
世界の価値観について学ぶ。
【第9回】
異文化トレーニングについて学ぶ。
【第10回】
異文化受容について学ぶ。
【第11回】
自分を知ることについて学ぶ。
【第12回】
非言語コミュニケーションについて学ぶ。
【第13回】
アサーティブ・コミュニケーションについて学ぶ。
【第14回】
多文化共生社会実現に向けての取り組みを具体的に考える。
【第15回】
これまでの講義内容をまとめる。
レポートを提出する。