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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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この授業では、学校と教育の歴史を概観することを通して、現代の学校教育を形づくっている要素を原点に立ち返って考えることを目指します。 前半の授業では、西洋教育史について近代学校の成立と、それを支える思想および教育方法を中心に概観します。後半では、江戸時代における学習文化からスタートし、近代学校教育が日本で受け入れられ、日本独自の展開をしていく過程を概観します。最後に、それまでの学習内容に即して現代教育の課題についてのディスカッションを行い、それをまとめてプレゼンテーションを行います。 本授業は教職科目および総合基礎科目の両方に指定されています。教職課程履修者は教師や学校関係者の眼差し、それ以外の履修者は社会から学校教育を捉える眼差しをもって受講してください。 なお、本授業は総合基礎科目の学修目標1、2、3に関連します。
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授業の到達目標 |
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本授業では、次の3つを目標とします。 (1) 西洋教育史と日本教育史の基礎的な知識を習得するとともに、各時代の教育の特徴を当時の社会状況との関係で説明できる。 (2) 今日の教育を形づくってきた歴史的な要因について説明できる。 (3) 教育について歴史的な事実を基に考察し、自らの考えを述べることができる。
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3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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上記の到達目標に即して、次の方法によって評価を行います。 (1) 西洋教育史と日本教育史の基礎的な知識を習得するとともに、各時代の教育の特徴を当時の社会状況との関係で説明できる。 ポートフォリオ(20%)、試験(10%) (2) 今日の教育を形づくってきた歴史的な要因について説明できる。 ポートフォリオ(20%)、グループ活動・発表(5%)、試験(10%) (3) 教育について歴史的な事実を基に考察し、自らの考えを述べることができる。 ポートフォリオ(10%)、グループ活動・発表(5%)、試験(20%) 提出されたポートフォリオは、採点とコメントを行って返却します。
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教科書・参考書 |
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(1) 教科書:田中智志・橋本美保(監修・編著)『教育の理念・歴史』一藝社、2013年。ISBN: 9784863590571。2,200円+税。 ※このテキストは「教育基礎論」と共通です。持っていない人は、必ず購入してください。 (2) その他、授業で補足資料を配布します。 (3) 講義のスライドや配付資料は、授業後にLMSにアップします。
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準備学修の内容・必要な時間 |
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(1) 授業前に、教科書の該当箇所を読み意味が分からない用語を事典類で調べて、ポートフォリオの事前課題の欄に記入しててください。該当箇所は「7.各回の授業内容」に[ ]で示してあります(30分)。 (2) 授業後に、ノートや配付資料を整理して、見直す時間を取ってください。その上で、ポートフォリオに要点をまとめるとともに、事後の課題に取り組んでください(1時間)。 (3) 返却されたポートフォリオは、返却後に必ず見返してください。その上で、誤認などがある場合(特にC評価以下の場合)は、資料に示した参考文献やノートなどによって復習した上で、新しい用紙をLMSからダウンロードし書き直して、再提出してください(1時間)。
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その他履修上の注意事項 |
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(1) 教育史の知識が、教育について深く考えるための道具となるように、毎回の授業で皆さんに考えて欲しいテーマを提示します。そのテーマを念頭に置きながら受講するようにしてください。 (2) この授業ではレジュメを配布しませんので、ノートを取ってください。 (3) 授業で配布した資料や使用したスライドを、授業後にLMSにアップしますので、自主学習に活用してください。
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7. |
授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション――授業の目的と進め方 | 【第2回】 | 前近代の教育――学校の誕生 [教科書:第5章] | 【第3回】 | コメニウスの教育思想と方法――教科書の役割 | 【第4回】 | ロックの教育思想と方法――教育における経験の意義 [教科書:第6章91~95頁] | 【第5回】 | ルソーの教育思想と方法――教えない教育 [教科書:第6章95~99頁] | 【第6回】 | ペスタロッチ教育思想と方法――民衆のための教育とその方法 [教科書:第7章111~112頁] | 【第7回】 | 公教育制度の成立――義務教育の成立 [教科書:第7章104~111頁] | 【第8回】 | ヘルバルト派の教育思想と方法――教育学とカリキュラム [教科書:第6章99~100、第7章112~113頁] | 【第9回】 | 新教育運動の展開 [教科書:第8章] | 【第10回】 | 江戸時代の教育――武士と庶民の学習 [教科書:第9章] | 【第11回】 | 近代公教育の成立――近代学校教育の受容 [教科書:第10章144~147、151~153頁] | 【第12回】 | 国家主義教育体制の確立――教育勅語と教育実践 [教科書:第10章147~151、153~154頁] | 【第13回】 | 新教育の受容と教育実践の改革――教師の覚醒 [教科書:第11章] | 【第14回】 | 戦時下の教育と戦後教育改革――民主主義の教育へ [教科書:第12章] | 【第15回】 | 学校と教育の歴史から考える現代教育――ディスカッションとプレゼンテーション |
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