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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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点・直線の投象、平面、多面体、曲面の投象までを学びます。紙面への精確な作図作業を通して図学の基礎を習得します。演習での作図を通し、内容を理解し興味を持てるように講義を進めます。幾何学の基礎を習得していることを希望します。図学は機械製図法を学ぶ上での基礎でもあります。この授業は基本的に反転授業で進めますが、最初にグループを編成、講義毎にグループワークでルーブリック評価を行い,毎回演習課題を解かせプレゼンテーションをする形で講義を進めます。 この授業ではDP2~DP6についての知識、技術、態度を修得します。
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2. |
授業の到達目標 |
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図学は三次元の立体(空間図形)を二次元平面に表示し、幾何学的課題を作図的に解く学問です。 図面を通して設計者の意図を第三者に正しく伝える、また図面を正しく読むのに必要な基礎として、空間的・立体的概念を養います。そして、設計・製図の基礎となるスケッチを描けるようになる事を目標とします。学生は、図学の学びを通し製図への応用が可能になり(知識)や黒板の発表を基にプレゼンテーションスキルを身に付け(技能)、空間認識が可能となり設計・製図に興味を示す(態度)ようになります。
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3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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期末試験結果(70%)、課題・演習問題へのレポート内容(30%)で評価します。 提出されたレポート(課題演習)内容に対し、コメントや補足説明を加えフィードバック(評価結果を返却・解説)を行います。 なお、期末試験の受験資格には2/3以上の出席が必要です。
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書;『基準課程 図学』井野智、井畑孝夫、杉野目章、ほか(共立出版株式会社)
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準備学修の内容・必要な時間 |
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反転授業形式の講義なので,LMSでビデオを視聴し、事前学修による約1.5時間程度の予備学修を行うと共に、講義後には約1.5時間程度、LMSに掲載の資料や教材および演習課題と講義で学んだ内容の復修を行い理解を深め、課題・演習問題に取り組み,そのレポートを必ず提出して下さい。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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事前学習を基とする反転授業にルーブリック評価を加え、板書とLMSへの資料・教材掲載にパワーポイントによる動機付けに次いで、グループワーク&発表の講義とし、講義の理解度の向上と空間認識を身に付け、コミュニケーション力やプレゼンテーション能力の向上に繋げます。講義毎に、講義の個人記録表を配布・記載・回収・チェック・返却する事で、講義の振り返りを実施し、教員の講義の質向上&改善、学生の講義内容の理解度向上、学生と教員間の意思疎通を図ります。 講義毎に出欠を取ります。 講義内容は進捗状況に応じて変更する場合が有ります。 受講に際し,教科書、ノート、配布プリントおよび三角定規とコンパスは必ず用意・持参して下さい。
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授業内容 |
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【第1回】 | 投象の概念 正投象 | 【第2回】 | 点の投象 | 【第3回】 | 直線の投象 | 【第4回】 | 直線の跡点と2直線の投象 | 【第5回】 | 2直線の距離と直交2直線 | 【第6回】 | 平面の跡線と平面上の直線と点の投象 | 【第7回】 | 2平面の交線 | 【第8回】 | 平面の副跡線と傾角および平行平面 | 【第9回】 | 平面と直線の交点 | 【第10回】 | 平面と垂線 | 【第11回】 | 平面と直線の交線と2平面のなす角 | 【第12回】 | 多面体の投象と切断 | 【第13回】 | 単曲面の投象と切断 | 【第14回】 | 複曲面の投象と切断 | 【第15回】 | 試験とまとめ |
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