Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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自動車工学(Automotive Engineering) 牧田 匡史
1年 後期 専門科目選択 2単位
【機械・後期】 19-1-0153-4440

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

自動車の開発に必要な、構成部品(車体、エンジン、タイヤなど)と性能・機能(走行安定性、燃費、静粛性など)との関係を修得します。また、構成部品の性能設計の実習(課題)により、自動車の設計の基礎的な考え方を習得します。この授業では、学位授与の方針(ディプロマポリシー)DP2に関する知識、技法を習得します。
本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は企業において自動車の衝突安全性能、および乗り心地性能の研究、設計の業務に携わっており、授業では、企業における実例や実体験、現場での課題などを題材とした議論等を行います。

2.
授業の到達目標

学生は、自動車の構成部品の機能を説明できる。
学生は、自動車、及び自動車の構成部品を設計するためには、熱力学、材料力学、機械力学、 流体力学などの専門科目の知識が必要であることを説明できる。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

中間課題(60%)、最終課題(40%)により成績評価を行います。課題の解答例は授業中に解説します。

4.
教科書・参考書

特になし

5.
準備学修の内容・必要な時間

毎回の授業内容について要点をレポートにまとめてください(A4_一枚を目安。1時間程度)。
前回までの授業内容を活用することが多いので、レポートで復習(授業中の問題を解きなおす)をしておいてください(30分程度)。

6.
その他履修上の注意事項

授業開始毎に出欠を取ります。本講義の単位を取得するためには2/3以上の出席が必要となります。

7.
授業内容

【第1回】
自動車の歴史、エンジンの誕生と成長、自動車の分類、自動車の構成とその構造
【第2回】
エンジン①(エンジンの種類とその構造)
【第3回】
エンジン②(性能・特性)
【第4回】
補機類(燃料装置、吸気装置、排気装置、冷却装置、充電・始動装置)
【第5回】
動力伝達装置(トルクと変速、MT、クラッチ、AT)
【第6回】
中間課題(グループワーク)
【第7回】
シャシー①(サスペンション・タイヤ・ホイールの構造とその力学)
【第8回】
シャシー②(ステアリングの構造とその力学)
【第9回】
シャシー③(ブレーキの構造とその力学)
【第10回】
ボデー(ボデーの安全構造、ドア、インパネ、シート、灯火装置、)
【第11回】
中間課題(グループワーク)
【第12回】
自動車の性能解析(操縦性と安定性、乗り心地)
【第13回】
人間-自動車システム(運転のメカニズム、運転制御、ドライビングシミュレータ)
【第14回】
自動車の将来(ハイブリッド車、燃料電池車、電気自動車、水素エンジン車、ITS技術)
【第15回】
最終課題、まとめ