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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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原動機(エンジン)は様々な学問から成り立ち、自動車用のみならず様々な分野に利用されていますが、本講義では自動車エンジンに関連する基礎的事項を中心に学び、エンジンや各部品の構造・機能および作動・サイクル・燃焼・諸元および熱力学の理論も学修します。 授業ではプレゼンテーション(1回)とグループワーク&発表形式の講義(10回)を行います。そしてこの授業ではDP2,DP3,DP4についての知識、技能、態度を修得します。
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2. |
授業の到達目標 |
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エンジンの構造・機能、および作動原理全般および熱力学についての基礎知識を修得します。そしてエンジンを理解し自動車や産業用の動力源としての重要性と作動を把握する事を目標とします。学生は、エンジンに関する知識とプレゼンテーションスキル(技能)を身に付け、そしてエンジンの必要性と将来の在り様をイメージし説明・議論する事(態度)が出来ます。
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3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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期末試験(70%)および課題のレポート結果&プレゼンテーション評価結果(30%)で評価します。グループワーク&発表およびプレゼンテーション&提出されたレポート(課題演習)内容に対し、コメントや補足説明を加えフィードバック(評価結果を返却&解説)を行います。
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書:『三級自動車ガソリン・エンジン』日本自動車整備振興会連合会、国土交通省自動車交通局監修 『二級ガソリン自動車 エンジン編』日本自動車整備振興会連合会、国土交通省自動車交通局監修 『内燃機関,燃料・油脂』全国自動車大学校・整備専門学校協会、国土交通省自動車交通局推薦 『基礎自動車工学』日本自動車整備振興会連合会、国土交通省自動車交通局監修
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5. |
準備学修の内容・必要な時間 |
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シラバスで次回の講義内容を確認し、グループワーク&発表のために約1.5時間程度、教科書を読み予備学修を行って下さい。また講義後には約1.5時間程度、LMSに掲載された資料や教材およびグループワーク&発表で学んだ内容の復修を行い理解を深めて演習問題・課題に取り組み、そのレポートを必ず提出して下さい。プレゼンテーション&討議形式の講義では、準備のために十分な時間を取って取り組み、自身が満足出来る発表と質疑討論が行えるようにして下さい。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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板書とLMSへの資料・教材掲載にパワーポイントによる動機付けに次いで、グループワーク&発表やプレゼンテーション形式の講義とし、理解度の向上と素養を身に付け、コミュニケーション力やプレゼンテーション能力の向上に繋げます。 講義毎に、講義の個人記録表を配布・記載・回収・チェック・返却する事で、講義の振り返りを実施し、教員の講義の質向上&改善、学生の講義内容の理解度向上、学生と教員間の意思疎通を図ります。 関数電卓を使用しますので必ず用意・持参して下さい。
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7. |
授業内容 |
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【第1回】 | 自動車および熱機関とエンジンの原理・分類 | 【第2回】 | エンジンの構造・作動(4・2サイクル・ロータリーエンジン) | 【第3回】 | エンジン本体(シリンダヘッド、ブロック、ピストン廻り):グループワーク&発表 | 【第4回】 | エンジン本体(コンロッド、クランクシャフト、バルブ機構):グループワーク&発表 | 【第5回】 | エンジン本体(可変バルブ機構):グループワーク&発表 | 【第6回】 | ロータリーエンジンおよびエンジンの潤滑装置と冷却装置:グループワーク&発表 | 【第7回】 | エンジンの吸排気装置:グループワーク&発表 | 【第8回】 | 潤滑油と燃料:グループワーク&発表 | 【第9回】 | エンジンの熱力学(理想気体の状態式、理論サイクル):グループワーク&発表 | 【第10回】 | エンジンの性能と諸元(熱効率、平均有効圧力、平均ピストン速度など):グループワーク&発表 | 【第11回】 | エンジンの性能と諸元(排気量、圧縮比、トルク・出力・燃料消費率など):グループワーク&発表 | 【第12回】 | プレゼンテーションと討議(1):受講者の半分の班 | 【第13回】 | プレゼンテーションと討議(2):受講者の残り半分の班 | 【第14回】 | エンジンの燃焼と排出ガス:グループワーク&発表 | 【第15回】 | 試験とまとめ |
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