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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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(1)工作作業:金属材料へ切断・切削等の加工を行い、工具・機器の取り扱い及び使用方法を理解します。 (2)測定作業:ノギス、マイクロ・メータ、ダイヤル・ゲージ等の各種測定機器の取り扱い。自動車部品を測定し使用方法を理解しながら測定作業を行います。 (3)シャシ整備作業:クラッチ、ディファレンシャル他動力伝達装置と制動装置の分解組付け作業を行いながら、構造・作動を理解すると共に測定・調整方法を学びます。 この授業ではDP2~DP5についての知識、技術、態度を修得します。
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2. |
授業の到達目標 |
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学生は次の内容を理解し身に付け、実践出来る事を目標とします。 (1)工作作業の基礎と測定機器の取り扱い及び使用方法。 (2)自動車の動力伝達装置であるクラッチ、ディファレンシャル、ドライブシャフト、タイヤの構造と作動。 (3)制動装置であるブレーキの構造と作動。
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3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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期末試験(50%)、課題レポート(45%)、製作課題(5%)とし、授業態度を減点方式で評価します。授業態度とは授業初日に説明し配布する「実習作業の心得」を守ることです。 授業中に逐次演習課題を出し、その回答を解説します。更に最後の授業で全体に対するフィードバックを行います。 なおレポートは、A4用紙縦に横書きでボールペンを使用し、全実習に対して1回の実習ごとに内容・課題等をまとめ表紙に学籍番号・氏名を記入して定期試験日に提出して下さい。
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書:「自動車整備工具・機器」全国自動車整備専門学校協会発行、国土交通省自動車交通局推薦「三級自動車シャシ」「二級ガソリン自動車・二級ジーゼル自動車シャシ編」日本自動車整備振興会連合会発行、国土交通省自動車交通局監修 教材:弓ノコ、ヤスリ、ノギス等の測定器、トランスアクスル、クラッチ、ディファレンシャル、ドラムブレーキ、ディスクブレーキ、タイヤ、ホイール
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5. |
準備学修の内容・必要な時間 |
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毎回予習として、授業内容に示した固有名詞及び関係などの意味を調べ、纏めて(約1.5時間)から授業に臨んでください。特に部品名称と機能については、ある程度理解しておくことが望ましいです。授業後には約1.5時間程、学んだ内容の復修を行い理解を深めて下さい。 そして、全授業毎に実習内容のレポートを作成して下さい。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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実習は全て出席することが必要です。遅刻・欠席・早退のチェックを厳密に行います。 レポート用紙やノート等は各自で用意して下さい。実習では、事前に購入した全員同一仕様のユニフォーム・帽子・安全靴を着用し、各自の工具を使用します。
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7. |
授業内容 |
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【第1回】 | 弓ノコの取り扱い、切断作業、安全上の注意 | 【第2回】 | ヤスリの取り扱い、切削作業 | 【第3回】 | ノギス、マイクロ・メータの取り扱い、測定作業 | 【第4回】 | ダイヤル・ゲージ、マグネットスタンド、Vブロックの取り扱い、測定作業 | 【第5回】 | ストレート・エッジ、シクネス・ゲージ、シリンダ・ゲージの取り扱い、測定作業 | 【第6回】 | スコヤ、スプリング・テスタの取り扱い、測定作業 | 【第7回】 | 整備工具の取り扱い、トランスアクスル取り外し | 【第8回】 | クラッチ分解、点検、組付け、調整、トランスアクスル組付け | 【第9回】 | ディファレンシャル分解、点検 | 【第10回】 | ディファレンシャル点検、調整、組付け | 【第11回】 | プロペラシャフト、ドライブシャフトの分解、点検、組付け | 【第12回】 | ドラムブレーキの分解、点検、組付け | 【第13回】 | ディスクブレーキの分解、点検、組付け | 【第14回】 | タイヤ、ホイールの分解、点検、組付け | 【第15回】 | 試験とまとめ。 |
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