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授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
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試運転台に取付けられた、実際に運転可能な状態の自動車用ガソリンエンジンを部品の構成・作動を説明しながら分解していきます。分解した部品はその都度、点検や測定作業を行いエンジンの状態を確認していきます。組付け後は正常に運転するよう調整・診断を行います。 この授業ではDP2~DP5についての知識、技術、態度を修得します。
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2. |
授業の到達目標 |
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学生は次の内容を理解し身に付け、実践出来る事を目標とします。 (1)レシプロエンジンの基本構造・作動原理・各部名称。 (2)分解・組付け・調整方法。
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3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
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期末試験(50%)、課題レポート(50%)とし、授業態度を減点方式で評価します。授業態度とは授業初日に配布する「実習作業の心得」を守ることです。 授業中に逐次演習課題を出し、その回答を解説します。更に最後の授業で全体に対しるフィードバックを行います。 なおレポートは、A4用紙縦に横書きでボールペンを使用し、全実習に対して1回の実習ごとに内容・課題等をまとめ表紙に学籍番号・氏名を記入して定期試験日に提出して下さい。
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書:「自動車整備工具・機器」全国自動車整備専門学校協会発行、国土交通省自動車交通局推薦「三級自動車ガソリンエンジン」「二級ガソリン自動車・二級ジーゼル自動車エンジン編」日本自動車整備振興会連合会発行、国土交通省自動車交通局監修 教材:1300cc水冷4サイクル直列4気筒ガソリンエンジン、分解・組み立てに必要な各種専用工具、各種測定器類
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5. |
準備学修の内容・必要な時間 |
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毎回予習として、授業内容に示した固有名詞及び関係などの意味を調べ,纏めて(約1.5時間)から授業に臨んでください。特に部品名称と機能については、ある程度理解しておくことが望ましいです。授業後には約1.5時間程、学んだ内容の復修を行い理解を深めて下さい。 そして、全授業毎に実習内容のレポートを作成して下さい。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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実習は全て出席することが必要です。遅刻・欠席・早退のチェックを厳密に行います。 レポート用紙やノート等は各自で用意して下さい。実習では、事前に購入した全員同一仕様のユニフォーム・帽子・安全靴を着用し、各自の工具を使用します。
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授業内容 |
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【第1回】 | 安全作業の心得、エンジンの概要説明、燃料・冷却系等の切り離し | 【第2回】 | 電気装置の取り外し、コンバータハウジング、トルクコンバータの取り外し、エンジンスタンドへ設置 | 【第3回】 | 補機部品の取り外し。タイミングチェーンの取り外し | 【第4回】 | シリンダヘッド、カムシャフト、吸排気バルブの取り外し | 【第5回】 | ピストン、メインベアリング、クランクシャフトの取り外し | 【第6回】 | 各部品洗浄、名称確認 | 【第7回】 | 各部構造・作動確認 | 【第8回】 | 点検、測定、良否判定 | 【第9回】 | 点検、測定、良否判定 | 【第10回】 | メインベアリング、ピストン、クランクシャフト組付け | 【第11回】 | シリンダヘッド、吸排気バルブ、カムシャフト、タイミングチェーン組付け | 【第12回】 | 補機部品、トルクコンバータ、コンバータハウジング組付け、試運転台へ設置 | 【第13回】 | 電気装置取付け、燃料・冷却系等組付け | 【第14回】 | 調整・診断作業 | 【第15回】 | 試験とまとめ |
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