Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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自動車整備実習3(Practice for Automobile Maintenance:Part3) 森 一俊
2年 AT後期 専門科目選択 3単位
【機械・後期】 19-1-0195-3009

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

次の内容を、実際に自動車の装置や部品を使用して学びます。
(1)マニュアルトランスミッション:分解を行いながら部品構成と機能を確認し、各部の測定作業を行い、状態を確認します。
(2)電子回路と電子部品:回路図を見ながら実際の回路を組み、正常に作動するか確認する。またサーキットテスタの製作を行い、取り扱い方法を学びます。
(3)エンジン電装部品:分解、点検を通して作動の理解する。組み立て後は作動試験を行い性能の確認を行います。
この授業は主に実習形式ですが、演習や課題についてはペアワークまたはグループワークにて実施し、その回答について皆さんから発表してもらい全員で討議します。
この授業は、学位授与の方針DP4とDP5に関する知識、技法、態度を修得します。

2.
授業の到達目標

学生は、次の内容を理解し、実践できる。
(1)マニュアルトランスミッションの部品構成、作動
(2)電子回路と電子部品の働き
(3)エンジン電装部品(始動装置、充電装置、点火装置)の構成と働き

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

成績評価の得点配分は、定期試験50%、課題レポート50%を基準として、授業態度を減点方式で評価します。 授業態度とは、授業第1回の時に説明し配布する「実習作業の心得」を守ることです。 なお課題レポートは、A4用紙縦に横書きでボールペンを使用し、全実習に対して各回の実習ごとに内容・課題等をまとめ、表紙に学籍番号・氏名を記入して定期試験日に提出します。 なお、課題レポートについては返却し解説します。

4.
教科書・参考書

(1)教科書:
「電装品構造」全国自動車大学校・整備専門学校協会発行(国土交通省自動車交通局推薦)
「三級自動車ガソリンエンジン」日本自動車整備振興会連合会発行、国土交通省自動車交通局監修
「二級ガソリン自動車・二級ジーゼル自動車エンジン編」日本自動車整備振興会連合会発行、国土交通省自動車交通局監修 すべてISBNコード記載なし
(2)教材:トランスミッション、電子ブロック、ブレッドボード、オルタネータ、スタータモータ、点火装置一式、各種専用工具、各種測定器類

5.
準備学修の内容・必要な時間

LMSに掲載されている授業コンテンツを読み、教科書の該当範囲を通読し内容を理解してください。また1年後期で学んだ自動車概論と2年後期の自動車構造論3の該当する講義内容を再度学習し、しっかりと予習をして授業に臨んでください。また、適宜課題など何らかの宿題を示しますので、次の回までにはやっておくようにしてください。およそ、予習に1時間、課題と復習に2時間を見込んでいます。

6.
その他履修上の注意事項

(1)授業は全て出席することが必要です。遅刻・早退・欠席のチェックを厳密に行います。
(2)レポート用紙やノート等は各自で用意します。
(3)この授業では、事前に購入した全員同一仕様のユニフォーム・帽子・安全靴を着用し、各自の工具を使用します。
(4)自動車整備実習4は、オートモビル・テクノロジー・コース〔ATコース〕の必修科目で◆印です。
(5)1回の授業時間は、3時限(90分×3)です。

7.
授業内容

【第1回】
安全作業の心得、マニュアルトランスミッションの概要説明、ハウジングの取り外し
予習:教科書三級自動車シャシP25〜34を通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第2回】
マニュアルトランスミッションの分解、点検
予習:教科書三級自動車シャシP25〜34を通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第3回】
マニュアルトランスミッションの分解、点検、組付け
予習:教科書三級自動車シャシP25〜34、P52、53を通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第4回】
マニュアルトランスミッションの組付け、作動確認
予習:三級自動車シャシP25〜34を通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第5回】
サーキットテスタの製作
予習:別途配布するキットテスタ組立・取扱説明書を通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第6回】
サーキットテスタの製作と作動試験
予習:別途配布するキットテスタ組立・取扱説明書を通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第7回】
電子ブロックによる電気学の基礎
予習:電装品構造P1〜11を通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第8回】
電子素子の作動 ダイオード、ツェナーダイオード
予習:電装品構造P29〜34を通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第9回】
電子素子の作動 トランジスタ
予習:電装品構造P34〜37を通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第10回】
電子素子の作動 コンデンサ、応用回路の製作
予習:電装品構造P12,13を通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第11回】
エンジン電装1、始動装置の構成と機能
予習:教科書三級自動車ガソリン・エンジンP93〜100 二級ガソリン自動車エンジン編P79〜86を通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第12回】
エンジン電装2、充電装置の構成と機能
予習:教科書三級自動車ガソリン・エンジンP101〜107 二級ガソリン自動車エンジン編P87〜97を通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第13回】
エンジン電装3、点火装置の構成と機能
予習:三級自動車ガソリン・エンジンP108〜114 二級ガソリン自動車エンジン編P98〜103
を通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第14回】
エンジン電装のまとめ
予習:三級自動車ガソリン・エンジンP86〜92 二級ガソリン自動車エンジン編P74〜78
を通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第15回】
テスト、まとめ