Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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自動車整備実習4(Practice for Automobile Maintenance:Part4) 牧田 匡史
3年 AT前期 専門科目選択 3単位
【機械・前期】 19-1-0211-4440

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

次の内容を、実際に自動車の装置や部品を使用して学習します。
(1)電子制御エンジンの構造、機能
(2)ヘッドガスケット交換、およびタイミングベルト交換の整備
(3)電子制御エンジンの点検、調整(外部診断機使用)
この授業は主に実習形式ですが、演習や課題についてはペアワークまたはグループワークにて実施し、その回答について皆さんから発表してもらい全員で討議します。
この授業は、学位授与の方針DP4とDP5に関する知識、技法、態度を修得します。

2.
授業の到達目標

学生は、自動車の電子制御エンジンの整備に必要な基本的な構造と機能を理解し、整備の基本力を確実につけヘッドガスケット交換およびタイミングベルト交換を実施できる。また、オシロスコープや発振機および外部診断機を使用して、電子制御エンジンの制御方法を身に付ける。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

成績評価の得点配分は、定期試験50%、課題レポート50%を基準として、授業態度を減点方式で評価します。 授業態度とは授業第1回の時に説明し配布する「実習作業の心得」を守ることです。 課題レポートは、A4用紙縦に横書きでボールペンを使用し、全実習に対して各回の実習ごとに内容・課題等 をまとめ表紙に学籍番号・氏名を記入して定期試験日に提出します。 なお、課題レポートについては返却し解説します。

4.
教科書・参考書

(1)教科書:
日本自動車整備振興会連合会発行(国土交通省自動車交通局監修)
 『三級自動車ガソリン・エンジン』
 『二級ガソリン自動車エンジン編』
すべてISBNコード記載なし
(2)使用教材:実習車両、外部診断機、ボードオンリフト他

5.
準備学修の内容・必要な時間

LMSに掲載されている授業コンテンツを読み、教科書の該当範囲を通読し内容を理解してください。また2年前期に学んだ自動車構造論1の該当する講義内容を再度学習し、しっかりと予習をして授業に臨んでください。また、適宜課題など何らかの宿題を示しますので、次の回までにはやっておくようにしてください。およそ、予習に1時間、課題と復習に2時間を見込んでいます。

6.
その他履修上の注意事項

(1)授業は全て出席することが必要です。遅刻・早退・欠席のチェックを厳密に行います。
(2)レポート用紙やノート等は各自で用意します。
(3)この授業では、事前に購入した全員同一仕様のユニフォーム・帽子・安全靴を着用し、各自の工具を使用します。
(4)自動車整備実習4は、オートモビル・テクノロジー・コース〔ATコース〕の必修科目で◆印です。
(5)1回の授業時間は、3時限(90分×3)です。

7.
授業内容

【第1回】
車両取り扱いの注意事項、安全について、ボードオンリフトの取り扱い、総論
予習:教科書二級ガソリン自動車エンジン編P7~17ページを通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第2回】
電子制御エンジンの分解(ラジエータ、電装部品他)
予習:教科書三級自動車ガソリン・エンジンP59~67ページを通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第3回】
電子制御エンジンの分解(タイミングベルト他)
予習:教科書三級自動車ガソリン・エンジンP32~33ページを通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第4回】
電子制御エンジンの分解(ヘッドガスケツト他)
予習:教科書三級自動車ガソリン・エンジンP22ページを通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第5回】
電子制御エンジン各部の点検、測定、洗浄、清掃作業
予習:教科書三級自動車ガソリン・エンジンP35~37ページを通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第6回】
電子制御エンジンの組み付け(ヘッドガスケット他)
予習:教科書二級ガソリン自動車エンジン編P22ページを通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第7回】
電子制御エンジンの組み付け(タイミングベルト他)
予習:教科書三級自動車ガソリン・エンジンP31~32ページを通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第8回】
電子制御エンジンの組み付け(ラジエータ、電装部品他)
予習:教科書三級自動車ガソリン・エンジンP59~67ページを通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第9回】
組み付け後の点検、調整(コンプレッション、点火時期、CO、HC測定)
予習:教科書三級自動車ガソリン・エンジンP128~133ページを通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第10回】
試運転(実走または4輪シャシダイナモメータ)、電子回路の基礎
予習:教科書三級自動車ガソリン・エンジンP115~133ページを通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第11回】
エンジン電装系の点検および故障探求
予習:教科書二級ガソリン自動車エンジン編P153~162ページを通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第12回】
外部診断機を使用しエンジン電子制御の基礎について
予習:教科書二級ガソリン自動車エンジン編P141~152ページを通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第13回】
電子制御エンジンのセンサ、アクチュエータの機能について
予習:教科書二級ガソリン自動車エンジン編P105~135ページを通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第14回】
オシロスコープ、外部診断機を使用し各種制御について
予習:教科書二級ガソリン自動車エンジン編P105~135ページを通読し実習範囲について理解しておくこと
復習:実習範囲の内容を再度教材をもとに理解しておくこと
【第15回】
テスト、まとめ