1. |
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
|
速度、加速度、運動方程式、仕事とエネルギー、力積と運動などのテーマについて演習を交えながら講義をします。この授業でDP2、DP3に関する知識と技能を修得します。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
物理学は機械工学の土台となる学問です。その中で力学など技術者に必要とされる基本的な内容を理解して、専門科目を学ぶための基礎とします。なお、力学の概念は設定等が理想化・抽象化されていて、日常経験や日常使用される言葉と意外と合わない面があります。その点を踏まえて基礎的な概念に慣れ、簡単な応用計算もできるようになることを目的とします。 具体的な項目としては、以下の事項である。国際単位や有効数字の扱いに慣れる。力のつり合いや合成を学んでベクトルの概念を理解する。等速運動において距離・時間・速度の関係を理解する。速度や加速度が位置や速度の時間変化率であることを理解する。ニュートンの第一法則・第二法則・第三法則を理解する。等加速度運動の式を理解する。
|
3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
|
主に期末試験の成績で評価します。定期試験90%、授業での課題10%です。原則として定期試験の不合格者には追・再試験を行います。授業中に提出を求めた課題については必ず解答し、その結果は成績に含めます。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
教科書: 原康夫 著、 「基礎物理学 第4版」 (学術図書出版) 使用機材: 関数電卓
|
5. |
準備学修の内容・必要な時間 |
|
授業の前には、指定した教科書の次回講義範囲を読み、理解して要点をまとめて下さい。(1時間程度) 授業後は授業での課題を復習し、理解を深めて下さい。単に公式を暗記するのでは無く、運動の法則などの物理学の概念について理解して、重要な点をノートにまとめて下さい。(2時間程度)
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
関数電卓を使用する場合があります。期末試験では関数電卓の所持を前提とした問を出題します。
|
7. |
授業内容 |
|
【第1回】 | 基本となる単位:長さ、時間、質量とメートル法 | 【第2回】 | 直線上の運動の記述1:位置→速度→加速度の関係 | 【第3回】 | 直線上の運動の記述2:加速度→速度→位置の関係 | 【第4回】 | ニュートンの運動方程式、力、質量と重量の違い | 【第5回】 | 放物運動 | 【第6回】 | 振動 | 【第7回】 | 仕事とエネルギー | 【第8回】 | 運動エネルギー | 【第9回】 | 位置エネルギー | 【第10回】 | 力学的エネルギーの保存 | 【第11回】 | 運動量の変化と力積 | 【第12回】 | 運動量の保存 | 【第13回】 | 円運動:ラジアン、角速度、回転数 | 【第14回】 | 回転運動: | 【第15回】 | まとめと復習 |
|