Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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情報基礎1(Introduction to Information Technology 1) 渡辺 博芳
1年 前期 専門基礎科目必修 2単位
【情電・前期】 19-1-0426-2046

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

 情報社会に生きる私たちにとって、情報通信技術(ICT)について理解し、スキルとしてのICTを身に付けておくことが重要です。この科目では高等学校までに修得した情報活用の実践力、コンピュータの活用力、情報社会についての知識、コミュニケーション力を確実なものにすると共に、情報倫理やモラルなど、情報社会に参画する適切な態度を身につけます。
 また、これからの大学生活においてベースとなる友人関係を築くことも大切な目標です。
 この科目では情報電子工学科ディプロマポリシーDP2に関する力を高めます。

2.
授業の到達目標

大学における学習や生活のために十分なICT能力を修得することを目標とします。具体的には以下の通りです。
・コンピュータの基本操作、ファイル管理、プリンタの利用ができる。
・学習支援情報システムを活用して学習を進めることができる。
・英字および日本語の入力において、キーボードを見ずにタイピングができる。
・CL教室のコンピュータを使って電子メールの送受信やウェブページ閲覧ができる。
・ワープロソフト、表計算ソフトを利用することができる。
・プレゼンテーションソフトを利用してプレゼンテーションができる。
・情報倫理・情報モラルについて理解し、適切な態度で情報社会に参画できる。
・ハードウェア、ソフトウェア、および情報システム、情報の形態と収集方法、コンピュータネットワークについて基礎的な理解があり,用語の意味などを説明できる。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

 合格のためには、以下の条件を満たす必要があります。
(1)修得試験で合格点(60%)を獲得すること、(2)指定した課題レポートを提出すること、(3)プレゼンテーション発表を行うこと、 (4)キーボードをあまり見ずにタイピングができること。
 合格者に対して、修得試験30%、課題30%、小テスト15%、ワークシート15%、プレゼンテーション10%の割合で考慮して評価します。
 課題へのフィードバックはLMSの上で行います。

4.
教科書・参考書

教科書: 岡本敏雄監修 改訂新版「よくわかる情報リテラシー」 技術評論社  ISBN978-4-7741-9142-3

5.
準備学修の内容・必要な時間

毎回の授業の教材は、前もってLMSに掲載されます。LMSの教材を使ってしっかりと予習をして授業に臨んでください。また、ほぼ毎回、小テストや課題など何らかの宿題が示されますから、次の回までにはやっておくようにしてください。およそ、予習に1時間、課題と復習に2時間を見込んでいます。

6.
その他履修上の注意事項

教材はLMSに掲載します。また、CL教室にインストールされているソフトウェアを使用します。

7.
授業内容

【第1回】
イントロダクション(コンピュータ教室の概要、IDとパスワードの管理を主に学びます)
【第2回】
学習支援情報システム(履修登録システムを使って履修登録を実施するとともに、LMSの基本操作を学びます)
【第3回】
タイピング練習とコンピュータの基礎(前半ではタッチタイピングを習得するための練習方法を学び、教科書の1章前半について学びます)
【第4回】
情報システムと情報倫理(情報モラル)(前半は教科書1章後半について学び、後半は情報倫理教材での学習を開始します)
【第5回】
情報の伝達と電子メール(教科書4章について学習し、後半は電子メールの操作・マナーを学びます)
【第6回】
情報の形態と文書作成(前半は教科書2章について学び、後半では図を入れた送付案内状などの簡単なビジネス文書の作成実習をします)
【第7回】
情報リテラシーと汎用的能力(自分の汎用的能力を振り返り、汎用的能力向上のために何を行うべきかを考えます)
【第8回】
ネットワークの仕組みと図の作成 (前半は教科書3章の前半について学習し、後半は描画について学びます)
【第9回】
ネットワークの仕組みと作問演習 (前半は教科書3章の後半について学習し、後半は学習内容について作問をして掲示板で相互にレビューします)
【第10回】
表計算ソフトの概要(表計算ソフトで、表の作成と計算、グラフの作成を行う方法を学習します)
【第11回】
問題解決演習(1)(問題解決手順について学び、チームに分かれて製品購入を例とした問題解決演習を開始します
【第12回】
問題解決演習(2)とプレゼンテーションの方法(まずチームで問題解決演習を行い、後半は教科書8章のプレゼンテーションの方法を学びます)
【第13回】
問題解決演習(3)(良いプレゼンテーションがどのようなものかを考え、問題解決演習結果をプレゼンテーションできるように準備します)
【第14回】
問題解決演習プレゼンテーション(問題解決演習結果をプレゼンテーションして、相互評価を行います)
【第15回】
修得試験と演習(情報倫理に関する基礎知識、タッチタイピングの修得試験とそのフォローのための演習を行います)