Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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情報基礎2(Introduction to Information Technology 2) 眞坂 美江子
1年 後期 専門基礎科目必修 2単位
【情電・後期】 19-1-0438-4738

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

 情報基礎1で身に付けた情報通信技術(ICT)の力をさらに高め、情報機器を用いて文書、発表資料を作成する力と情報を収集、伝達する力を修得します。授業はコンピュータ教室(CL教室)で実施し、CL教室のコンピュータにインストールされているソフトウェアを利用して、情報収集と発信、文書作成、データの集計や分析、プレゼンテーションに関する実習課題に取り組みます。この科目はDP2に関連します。

2.
授業の到達目標

ICTを活用した情報収集 、情報発信、文書作成、表計算、プレゼンテーションができるようになることを目標とします。具体的には以下の通りです。

・簡単なウェブページを作成することができる。
・ユーザ入力を含んだウェブページを作成することができる。
・表計算ソフトを用いた基本的な統計処理やグラフ作成ができる。
・表計算ソフトを用いてピボットテーブルやフィルタリングを用いたデータの分析ができる。
・表計算ソフトを用いて簡単なモデリング・シミュレーションができる。
・レポートについて理解し、文書作成ソフトを活用したレポートを書くことができる。
・指定された書式の文書を作成することができる。
・情報を伝える際のトピックの構成方法を理解し、実践できる。
・プレゼンテーションソフトを使用して、わかりやすいプレゼンテーションができる。
・情報収集時や情報発信時に注意すべき事項を説明できる。
・電子メールの送受信を適切に行うことができる。
・英字および日本語の入力において、キーボードを見ずに速くタイピングができる。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

毎回の授業で、課題を出題します。すべての課題はLMSから提出するものとし、採点結果は個別にフィードバックします。必要に応じて、翌授業時にフィードバックする場合もあります。授業で課された「すべての必須課題を受理されること」と「プレゼンテーションを指定回数実施すること」の2つの条件を満たせば合格とします。合格者に対して、課題60%、プレゼンテーションおよびポートフォリオ25%、小テスト・ワークシート15%の割合で成績をつけます。

4.
教科書・参考書

教科書:岡本敏雄監修 「よくわかる情報リテラシー」 技術評論社 (2013) ISBN978-4-7741-5394-0
各回の教材はLMSに掲載します。

5.
準備学修の内容・必要な時間

毎回の授業の教材は、前もってLMSに掲載されます。LMSの教材を使ってしっかりと予習をして授業に臨んでください。また、ほぼ毎回、小テストや課題など何らかの宿題が示されますから、期日までに提出するようにしてください。授業前に1時間以上の準備学習、授業後の課題の取り組みに1時間以上が必要です。

6.
その他履修上の注意事項

CL教室にインストールされているソフトウェアを使用します。この科目はJABEE対応プログラムの必修科目で,学習・教育到達目標中項目2-2に対応しています。

7.
授業内容

【第1回】
イントロダクション(タイピング練習・メールの使用方法を確認し、情報収集や情報発信での注意点を学びます)
【第2回】
ウェブサイトの構築(1)(HTMLを使って簡単なウェブサイトを作成し、学内で公開します。また、1回目のタイピングチェックを各自で行います)
【第3回】
ウェブサイトの構築(2)(スタイルシートを使って統一感のあるウェブサイトを作成します)
【第4回】
ウェブサイトの構築(3)(formを使って、情報入力のためのウェブページを作成します)
【第5回】
話の構成法とスタイルを使った文書作成(SDSという明確に情報を伝える際の話の構成方法を学び、ワープロのスタイル機能を修得します)
【第6回】
レポートの構成方法(テキスト5章でレポートについて学ぶとともに,ワープロのアウトライン機能を修得します)
【第7回】
レポート作成演習(与えられたテーマに対して調査・検討を行い,レポートを作成します。
タッチタイピングの確認も行います)
【第8回】
プレゼンテーション準備(1)(良いプレゼンテーションについて復習し,レポートの内容についてプレゼンテーションをするための準備をします)
【第9回】
プレゼンテーション(1)(レポートの内容についてプレゼンテーションを行い,相互に評価し合います)
【第10回】
表計算ソフトの活用(1)(表計算ソフトで、データの集計、グラフ作成 について学習します)
【第11回】
分析計画(第11回から第13回にかけて、自分で「問い」を立てて、データを探し、分析して結論を導く演習を行います。第11回目は、今後どのような分析を行いたいか計画を立て、インターネットから必要なデータを収集します。)
【第12回】
表計算ソフトの活用(2)(テキスト7章をもとに、表計算ソフトを使ったシミュレーションや予測の方法を学びます)
【第13回】
表計算ソフトの活用(3)・プレゼンテーション準備(2)(ここまでで学んだ表計算ソフトの分析手法を生かし,第11回で立てた「問い」に対する分析を行います。また、次回のプレゼンテーションに向け、分析結果をまとめたスライドを作成します。)
【第14回】
プレゼンテーション(2)(プレゼンテーションを行い,相互に評価し合います)
【第15回】
まとめ(第11回から14回で調査・分析した内容についてレポートを作成します。ポートフォリオをまとめます。)