Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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電気回路2(Electric Circuit 2) 蓮田 裕一
2年 前期 専門基礎科目選必 2単位
【情電・前期】 19-1-0452-4172

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

電気回路はエレクトロニクスを理解し電子回路を設計する上で不可欠な素養です。
電気回路1を学んでいることを前提として、交流の記号法による解析や過渡現象、重要な回路理論等を学びます。講義に加えて随時演習を行ないます。 卒業後に電気関係の仕事に就いた場合に必要な交流回路素子の接続点における電気物理量の振る舞いを数理的に解析できる知識と技術を学びます。
この授業はグループワークを行いながら、DP4Eに関する知識、技法、態度を修得します。

2.
授業の到達目標

・学生は、記号法による交流回路解析や過渡現象を理解する。
・学生は、有用な回路理論等を学習し、必要な数学知識とともに電気回路理論の体系を応用できる。
・学生は、2端子間の直並列回路のインピーダンスを算出できる。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

出席率2/3以上・課題レポートの全提出の2条件を満たした場合に限り、定期試験60%・課題レポート40%で評価します。レポートを返却し、修正すべき点について解説を加えフィードバックします。

4.
教科書・参考書

教科書: 西巻正郎/森武昭/荒井俊彦共著 「電気回路の基礎」(森北出版 ISBN978-4-627-73253-7)を使用します。
関数電卓の用意が望ましいです。

5.
準備学修の内容・必要な時間

電気回路をマスターするため、演習問題を解き提出して下さい。交流の記号法による解析では複素数や三角関数の知識を前提としますので、十分に復習して下さい。
予備学習として次回の授業内容を読み例題を解いてください(60分程度)。復習も必要です(60分程度)。

6.
その他履修上の注意事項

電気回路1の履修を前提として講義を進めます。
エレクトロニクス実験の受講を考えている学生は、本講義を履修して下さい。

7.
授業内容

【第1回】
イントロダクション :テキストを熟読し、正弦波交流とフェーザ表示を準備学修しておきましょう
【第2回】
交流回路(1) 回路要素の直列接続とインピーダンス  :テキストを熟読し、事前に直列接続でのインピーダンスの求め方を整理しておきましょう
【第3回】
交流回路(2) 回路要素の並列接続とインピーダンス  :テキストを熟読し、事前に並列接続でのインピーダンスの求め方を整理しておきましょう
【第4回】
交流回路(3) 2端子間の直列接続 :テキストを熟読し、事前に2端子間の直列接続を準備学修しておきましょう
【第5回】
交流回路(4) 2端子間の並列接続 :テキストを熟読し、事前に2端子間の並列接続を準備学修しておきましょう
【第6回】
交流回路(5) 共振回路 直列共振 :共振回路の重要性を準備学修しておきましょう
【第7回】
交流回路(6) 共振回路 並列共振 :共振回路の重要性を準備学修しておきましょう
【第8回】
電気回路の過渡現象 R-C回路・R-L回路の過渡現象 : R-C回路・R-L回路の過渡現象性を理解できるように、準備学修しておきましょう
【第9回】
中間試験・前半のまとめ
【第10回】
パルス回路の波形 :テキストを熟読し、事前にパルス回路の準備学修をしておきましょう
【第11回】
回路理論の重要定理(1) キルヒホッフの理 :交流回路におけるキルヒホッフの法則を理解し、電流値を算出できるように準備学修してください。
【第12回】
回路理論の重要定理(2) 重ね合わせの理 :交流回路における重ね合わせの理を理解し、電流値を算出できるように準備学修してください。
【第13回】
回路理論の重要定理(3) 鳳テブナン・ノートンの定理 :交流回路における鳳テブナン・ノートンの定理を理解し、電流値を算出できるように準備学修してください。
【第14回】
回路理論の重要定理(4) 諸定理のまとめ :交流回路における重要定理にまつわる計算問題を解けるようにしましょう
【第15回】
テスト、まとめ
理解状況に応じて授業進捗を変更することがあります。