1. |
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連 |
|
この授業では、データを効率的に蓄積・検索するための仕組みである、データベースについて学びます。具体的には、以下について学習します。 * 情報モデルとシステム * データベースシステム * データモデリングと関係データベース * 関係データベース言語SQL * 関係データベース設計とデータ操作 これにより、DP4C、DP4Mの基礎となる知識とスキルを修得します。毎回の授業では講師による解説のほかに、学生自身で学習項目の説明を作成する活動と、問題を解く活動を実施します。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
この授業では、複合的な情報処理に求められるデータベースについての基本的な概念、およびデータベースシステムの基本的な仕組みを理解し、応用できるようになることが目標です。受講生には、修了時に以下のようなスキルを身につけていることが求められます。 * 関係モデルに関する概念(関係、キー、関数従属、関係代数)が説明できる * リレーショナルデータベース言語SQLを用いて、簡単な検索と出力ができる * 実体関連モデルの概念とそれを用いた関係データベースの設計方法を説明できる * 正規化の必要性と、第三正規形の性質がどのようなものか説明できる
|
3. |
成績評価の方法および基準・フィードバック方法 |
|
成績は、中間試験の得点(10%)、修得試験の得点(50%)と小テスト・小課題の評価結果(40%)に基づいて算定されます。ただし、下記3つの条件を満たさない場合は、成績に関わらず不合格となります。 (1)規定数以上の授業に出席すること (2)全ての小テストに合格すること (3)修得試験で合格点(60%)を獲得すること 解説と評価は、LMS上でフィードバックされます。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
教科書として、下記のテキストを使用します。 速水 治夫、宮崎 収兄、山崎 晴明、『IT Text データベース』、オーム社、ISBN 978-4-274-13254-4 また、LMSに掲載する教材を使用します。
|
5. |
準備学修の内容・必要な時間 |
|
毎回の授業教材は、事前にLMSで通知されます。予習として1.5時間程度で、教材に目を通しておいて下さい。また、復習として1.5時間程度の練習問題や課題を、各授業において出題します。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
この科目は、JABEE対応プログラムの学習・教育到達目標中項目4-4に対応しています。
|
7. |
授業内容 |
|
【第1回】 | データベースの基本概念 | 【第2回】 | データベースのモデル | 【第3回】 | 関係データベースの基礎(1)(関係の基本用語・概念) | 【第4回】 | 関係データベースの基礎(2)(関係代数) | 【第5回】 | リレーショナルデータベース言語SQL(1)(SQLの基本概念,問合せ) | 【第6回】 | リレーショナルデータベース言語SQL(2)(データ更新,アプリケーションプログラムからのデータ操作) | 【第7回】 | 中間試験とデータベースの設計(1)(データベース設計の概要,ERモデルとスキーマ設計) | 【第8回】 | データベースの設計(2)(正規化) | 【第9回】 | トランザクション管理(1)(トランザクションの概念,同時実行制御) | 【第10回】 | トランザクション管理(2)(障害回復) | 【第11回】 | データベース管理システム(1)(データベース管理システムの概要,データベースの格納方式) | 【第12回】 | データベース管理システム(2)(問合せ処理) | 【第13回】 | データベースの発展(1)(オブジェクトリレーショナルデータベース,分散データベース) | 【第14回】 | データベースの発展(2)(インターネットとデータベース) | 【第15回】 | 修得試験とまとめ |
|