Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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コンピュータグラフィックス(Computer Graphics) 佐々木 茂
3年 前期 専門科目選択 2単位
【情電・前期】 19-1-0508-2350

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

コンピュータグラフィックス(CG)を取り巻く基礎的な理論について理解するために、まずCGと画像処理を統合的に扱うビジュアル情報処理の概念を学び、その後CGの作成および利用に関する知識、3次元CGの定義と基礎的な技法、3次元CG作成におけるモデリング、レンダリングの意味と具体的な手法(モデルの数値表現法、投影法およびレンダリング法)について学びます。また、CGと密接な関係のある画像処理技術についても概観します。さらに、簡単なCGのモデリングおよびレンダリング、画像処理について、ソフトウェアを使った演習も行います。
この科目は、DP4CとDP4Mに関連します。

2.
授業の到達目標

(1)CGにおける基礎技術を説明できる。
(2)様々なモデリング技術について説明できる。
(3)様々なレンダリング技術につて説明できる。
(4)コンピュータアニメーションの構成および技術を修得する。
(5)ディジタル画像の生成と加工に関わる技術を修得する。
(6)CGシステムの構成および技術を修得する。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

定期試験の成績(90%)、課題レポート(10%)で評価します。
定期試験は基礎試験に合格すると90点満点中60点を付与し、30点満点の応用試験の得点と合わせて評価します。
試験はLMSに正解例を提示します。
LMSに提出された課題レポートに対して評価を返します。

4.
教科書・参考書

教科書:『ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門 -[ 改訂新版 ]』、公益財団法人 画像情報教育振興協会(CG-ARTS)、2017

※授業中にプリントを配布します。
※教科書、プリントの他にLMSにも教材を掲載します。

5.
準備学修の内容・必要な時間

予習として、教科書とプリントを読んで「要点のノート」の空欄を埋めておいてください。要点のノートは授業中に教員にチェックしてもらいます。すべての空欄が埋まっていない場合は、後日すべて空白を埋めてから教員にチェックしてもらいます。また復習として課題に取り組みレポートを提出してください。
これには1時間以上の学習時間が必要です。

6.
その他履修上の注意事項

この科目はJabeeプログラムの必修科目で、学習・教育到達目標中項目5-1に対応しています。

7.
授業内容

【第1回】
CGとディジタルカメラモデル
【第2回】
座標系
【第3回】
座標変換
【第4回】
モデリング(1) 形状モデル、曲線・曲面
【第5回】
モデリング(2) ポリゴン曲面
【第6回】
モデリング(3) その他の形状表現
【第7回】
レンダリング(1) 写実的表現法
【第8回】
レンダリング(2) 影付け・マッピング
【第9回】
レンダリング(3) 高度なレンダリング技法
【第10回】
アニメーション(1) CGアニメーションの構成
【第11回】
アニメーション(2) 手続き型アニメーション、キャラクタアニメーション
【第12回】
アニメーション(3) 物理ベースアニメーション
【第13回】
ディジタル画像の生成と加工
【第14回】
CGシステム
【第15回】
まとめと試験