Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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体育原理・スポーツ哲学(Philosophy of Physical Education) 滝澤 武
1年 後期 基礎分野選択 2単位
【柔整・後期】 19-1-0558-2344

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

体育とはなにか。スポーツと体育の違いはなにか。国民の体育的教養とはなにか。人間にとってスポーツとはなにか。自らの経験や文献研究を発表しあうことで、体育やスポーツに関する認識を高めます。思想レベルにとどまらず、体育活動、スポーツ活動の実践レベルの具体的提案ができることを目標にします。体育科教育や部活動、地域スポーツ、また大学スポーツ・体育の改善のための具体的提案を求めます。
 教職(保健体育)の必須科目でもあります。

2.
授業の到達目標

1)体育・スポーツプログラムを作成するための原理を説明できる
2)体育・スポーツの歴史的社会的背景を理解する
3)体育・スポーツの諸問題に関心を持ち、自分の意見を仲間に表現できる
4)社会変化とのかかわりで体育・スポーツを論ずることができる。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

レポート60点 発表40点で総合的評価します。
 最終回に授業課題についての解説をし全体にフィードバックします。

4.
教科書・参考書

 参考書
 教養としての体育原理 友添秀則・岡出美則 編集 大修館書籍

5.
準備学修の内容・必要な時間

 事前学修として、自分が気になるテーマについて問いを2つ以上考えノートにまとめてください。15時間。
 事後学修として、授業後に考えたことについて哲学ノートを作成し、毎回400字以上書きなさい。15時間

6.
その他履修上の注意事項

大学の教育のあり方についても、いっしょに考えていきましょう。
参考文献 大学教員のための授業方法とデザイン 佐藤浩章 編 玉川大学出版会

7.
授業内容

【第1回】
私の体育(スポーツ)経験 (猪越、滝澤)
【第2回】
体育分野(猪越・滝澤) 体育とは何か
     どのように体育の必要性を伝えるか
【第3回】
保健分野(滝澤) 保健とは何か
【第4回】
スポーツ分野(滝沢) 哲学対話
【第5回】
体育と概念分析〔滝澤〕  内包と外延
【第6回】
コーチング回路と体育〔滝澤〕 自分の得意な種目で授業計画案をつくる
【第7回】
現代社会と体育(猪越)
【第8回】
人間形成と体育原理(猪越)
【第9回】
①武道教育の原理(猪越)
【第10回】
②スポーツと武道
【第11回】
③武道における師と弟子
【第12回】
球技教育の原理(滝澤)
【第13回】
体づくり教育の原理(猪越)
【第14回】
水泳教育の原理(滝澤)
【第15回】
試験 討論
 評価 レポート・知識テスト まとめ
 猪越担当100点 滝澤担当100点とし、どちらも60点以上を合格とする。