Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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スポーツ医学概論(Introduction to Sports Medicine) 庄司 智則
1年 後期 専門基礎分野選択 2単位
【柔整・後期】 19-1-0572-2314

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

本授業は講義形式にて行われ、「スポーツ医学とは」の大きな枠組みから始まり、各項目についても総論的な話を中心に進めていきますが、アスレティックトレーナーとしての現場での活動や大会への帯同など具体的な話も適宜入れ、現場を意識できる内容となります。
この授業では主にディプロマポリシー1に関する知識の修得およびスポーツに携わる人間としての倫理観の涵養をめざします。
本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は整形外科において業務に携わっており、授業では、接骨院での実例や実体験、課題などを題材とした講義、実習を行います。

2.
授業の到達目標

スポーツ現場に携わる人間として、最低限知っておかなければならないスポーツ医科学の知識を習得します。
具体的には、以下の点を到達目標とします。
①スポーツ医学の概念および発展について正しい知識を有している。
②アンチドーピングを含めたアスリートに対する健康管理について正しい知識を有している。
③スポーツ現場における救急処置について正しい知識を有している。
④スポーツに伴う運動器疾患、内科的問題について正しい知識を有している。
また、授業時の質問に対してグループディスカッションやペアワークを行うことにより、プレゼンテーション能力を身につけます。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

①授業内課題(15%)、②期末の筆記試験(85%)
①、②の合計点で60点以上を合格とします。
中間アンケートの結果をもとに、全体に対するフィードバックを行います。

4.
教科書・参考書

必要に応じてプリントを配布します。
(参考図書)
財団法人日本体育協会・公認スポーツ指導者養成テキスト:共通科目Ⅰ
財団法人日本体育協会・公認スポーツ指導者養成テキスト:共通科目Ⅲ

5.
準備学修の内容・必要な時間

内容が多岐にわたるため、予習・復習を行ってください。
予め、各回の授業前には1.5時間程、次回授業予定の配布資料を読み、キーワードの意味を調べてください。
授業後には復習として1.5時間程、授業内容について資料を見ずに、自分の言葉で説明できるようにしてください。

6.
その他履修上の注意事項

7.
授業内容

【第1回】
オリエンテーション,スポーツ医学とは
【第2回】
スポーツと健康
【第3回】
救急処置
【第4回】
アスリートの健康管理
【第5回】
アスリートの内科的障害と対策
【第6回】
アスリートの外傷・障害と対策1(総論,脊柱)
【第7回】
アスリートの外傷・障害と対策2(上肢)
【第8回】
アスリートの外傷・障害と対策3(下肢)
【第9回】
アスレティックリハビリテーションとトレーニング計画
【第10回】
コンディショニングの手法1(ストレッチ,テーピング)
【第11回】
コンディショニングの手法2(アイシング,マッサージなど)
【第12回】
スポーツによる精神障害と対策
【第13回】
特殊環境下での対応
【第14回】
アンチドーピング
【第15回】
試験とまとめ
※上記の内容を中心に構成しますが、時間(時限)の配分は適宜調整しながら進めます。