Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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関節損傷学総論(Joint Injury: Introduction) 庄司 智則
1年 後期 専門分野必修 1単位
【柔整・後期】 19-1-0581-2314

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

本授業は講義形式にて、関節損傷について学びます。
はじめに、関節の形態と機能について学習し、関節損傷の概説および分類、関節構成組織の損傷について正しい知識の習得を目指します。その後、脱臼の定義と概説、発生頻度、脱臼の分類、脱臼の症状、脱臼の合併症、脱臼の整復障害、脱臼の経過と予後について正しい知識の習得を目指します。
この授業では主にディプロマポリシー1に関する知識、技法を修得します。
本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は整形外科において業務に携わっており、授業では、接骨院での実例や実体験、課題などを題材とした講義、実習を行います。

2.
授業の到達目標

関節損傷について学び、以下の点を到達目標とします。
①定義と概説について説明できる。
②発生頻度、分類、合併症について正しい知識を有している。
③整復障害について正しい知識を有している。
④経過と予後について正しい知識を有している。
また、授業時の質問に対してグループディスカッションやペアワークを行うことにより、プレゼンテーション能力を身につけます。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

①授業内課題(15%)、②中間試験(25%)、③期末の筆記試験(60%)
①、②、③の合計点で60点以上を合格とします。
中間アンケートの結果をもとに、全体に対するフィードバックを行います。

4.
教科書・参考書

社団法人全国柔道整復学校協会・教科書委員会編集:柔道整復学(理論編); 南江堂

5.
準備学修の内容・必要な時間

専門用語の説明が多いので、必ず予習・復習を行ってください。
予め、各回の授業前には1.5時間程、次回授業予定の対応する教科書のページを読み、キーワードの意味を調べてください。
授業後には復習として1.5時間程、授業内容について教科書を見ずに解答できるように、繰り返し復習をしてください。

6.
その他履修上の注意事項

卒業後プロの医療従事者となる学生たちには、意識を高く集中力を持って、日々の講義に参加していただくように願います。なお、この講義では総論的な話が中心になりますが、現場でのトレーナー活動等、具体例なども合わせて紹介していきたいと考えています。

7.
授業内容

【第1回】
関節の形態と機能
【第2回】
関節損傷の概説および分類
【第3回】
関節構成組織損傷
【第4回】
脱臼の定義と概説
【第5回】
発生頻度
【第6回】
脱臼の分類(関節の性状、脱臼の程度、関節面相互の位置など)
【第7回】
脱臼の分類(脱臼部と創部との交通の有無、外力の働いた部位、発生時期など)
【第8回】
中間試験、まとめ
【第9回】
中間試験解説、脱臼の一般外傷症状
【第10回】
脱臼の固有症状
【第11回】
脱臼の合併症
【第12回】
脱臼の整復障害
【第13回】
脱臼の経過と予後
【第14回】
まとめ
【第15回】
試験とまとめ