Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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運動学(Kinesiology) 庄司 智則
2年 後期 専門基礎分野必修 2単位
【柔整・後期】 19-1-0604-2314

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

本授業は講義形式によって行われ、スポーツに関するより良い動作の獲得の手掛かりを得ること、身体運動を力学的立場から検証することなどを学修します。
教科書およびテキストを中心に、図書、雑誌等の参考資料を使って授業を進めます。
この授業では主にディプロマポリシー1に関する知識の修得をめざします。
本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は整形外科において業務に携わっており、授業では、接骨院での実例や実体験、課題などを題材とした講義、実習を行います。

2.
授業の到達目標

本授業の目標は、運動器の構造、機能と機能解剖を理解し、柔道整復師としての施術または、アスレティックトレーナーとしてのコンディショニングが行えるような素養を身に付けることです。さらに、スポーツに関するより良い動作の獲得の手掛かりを得ること、身体運動を力学的立場から検証することも重要になります。
具体的には、以下の点を到達目標とします。
①身体運動と力学について正しい知識を有している。
②運動器の機能解剖について、動きの観点から正しく評価できる。
③反射と随意運動について正しい知識を有している。
④姿勢、歩行について正しい知識を有している。
⑤運動発達、運動学習について正しい知識を有している。
また、授業時の質問に対してグループディスカッションやペアワークを行うことにより、プレゼンテーション能力を身につけます。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

①授業内課題(15%)、②期末の筆記試験(85%)
①、②の合計点で60点以上を合格とします。
中間アンケートの結果をもとに、全体に対するフィードバックを行います。

4.
教科書・参考書

テキスト『運動学 改訂第3版』 (社)全国柔道整復学校協会 監修 齋藤 宏 著 医歯薬出版 2013年
公認アスレティックトレーナー 専門科目テキスト② 運動器の解剖と機能 財団法人 日本体育協会

5.
準備学修の内容・必要な時間

内容が多岐にわたるため、必ず予習・復習を行ってください。
予め、各回の授業前には1.5時間程、次回授業予定の対応する教科書のページを読み、キーワードの意味を調べてください。
授業後には復習として1.5時間程、授業内容について教科書を見ずに解答できるように、繰り返し復習をしてください。

6.
その他履修上の注意事項

7.
授業内容

【第1回】
オリエンテーション・運動学とは
【第2回】
運動学の基礎・身体運動と力学の法則
【第3回】
筋-骨格系の構造と機能
【第4回】
神経系の構造と機能
【第5回】
感覚と知覚
【第6回】
運動の発現と制御(反射と随意運動)
【第7回】
身体各部位の運動1(上肢)
【第8回】
身体各部位の運動2(下肢)
【第9回】
身体各部位の運動3(体幹・脊柱)
【第10回】
姿勢
【第11回】
歩行
【第12回】
いろいろな運動の仕組み(走運動など)
【第13回】
運動発達
【第14回】
運動学習
【第15回】
試験とまとめ
※上記の内容を中心に構成しますが、時間(時限)の配分は適宜調整しながら進めます。