Web Syllabus(講義概要)

2019年度

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アロマセラピー2(Aromatherapy2) 薗川 貴子
2年 後期 専門基礎分野選択 2単位
【柔整・後期】 19-1-0611-4455

1.
授業の概要(ねらい)・ディプロマポリシーとの関連

「アロマセラピー1」にて学習した基礎理論の確認をするとともに、さらにアロマセラピーの活用できる場面を拡げます。アロマオイルトリートメントによるセルフケア、及び卒業後の職場においてもアロマセラピーを活用できるように、ケーススタディーとやロールプレイングを取り入れ、他者にアロマセラピーをアドバイスできることをねらいとしています。接遇マナーを身につけ、他者をホリスティックに捉え精油を選び利用法を伝えることを習得します。
授業内容に挙げる項目、及び主要な精油(後期15種類)のプロフィールを学び、精油のブレンディングの幅を拡げます。アロマクラフト作成と実習を行います。主な授業形式は講義スタイルで行いますが、適宜ペアーワーク、グループワークを行いコミュニケーション能力の向上を図ります。
学習精油:クラリセージ、サイプレス、サンダルウッド、ジャーマンカモミール、ジャスミン アブソリュート、スイートマージョラム、ネロリ、ベチバー、ベルガモット、ベンゾイン、ミルラ、メリッサ、ローズ アブソリュート、ローズ オットー、ローマンカモミール
実習:吸入、アロマバーム、クレイパック、アロマバスソルト、トリートメントアロマオイル、香りゲーム

この授業ではDPIに関する知識、態度を修得します。

2.
授業の到達目標

前期授業「アロマセラピー1」を基にして、精油の持つ心理的、生理的、美容的な作用をより実践的に学びます。
自然療法であるアロマセラピーを日常的に自分自身の心身の健康と美容に役立てることができるようになること、将来においてホームケアや医療や美容に関わる領域でアロマセラピーを応用できるようになることを目標としています。具体的にはアロマセラピーの科学的なデータを参考に、精神的疲労、肉体的疲労、免疫系・内分泌系の体調不良、ストレスマネージやスキンケアに活用できるようになることです。

3.
成績評価の方法および基準・フィードバック方法

後期試験レポート50%
毎回授業後に提出する理解度確認のレポート10%
実習レポート10%
授業への参加度(ロールプレイングやグループワークの積極的参加を含む)20%
最後の授業での課題プレゼンテーション10%

4.
教科書・参考書

講義プリントを配布します。
授業ではデータ、画像を投影します。
参考図書は、「アロマテラピー検定 公式テキスト」「アロマブレンドデザイナー 公式テキスト」公益社団法人日本アロマ環境協会発行
「アロマテラピーの教科書ーいちばん詳しくて、わかりやすい!」和田文緒著、新星出版社
中学時保健体育教科書

5.
準備学修の内容・必要な時間

予習として、次回授業用の配布プリントを読み込み、キーワード(表現)の意味を調べることや実習用の精油を調べて授業に臨んでください。(60分)
復習として、授業内容全体を振り返り、大切なポイントを覚えてください。実習課題のレポート作成。(90分)
授業のはじめに理解度確認ワークを行います。(10分)

6.
その他履修上の注意事項

第2回の授業より、授業のはじめに理解度確認ワークを行いますので、始業時間厳守でお願いします。
毎回レポートを提出して頂きます。内容は新たに学んだこと、感じたこと、新たな発見、疑問や質問です。
前期からの配布プリントを持参願います。
授業日程によっては第12回、第13回、第14回の内容が入れ替わることがあります。
成績評価に反映されますので、遅刻や欠席の際は理由をお知らせください。
授業内容は公益社団法人日本アロマ環境協会が実施するアロマテラピー検定1級試験に対応できる内容です。学習内容は検定1級範囲よりも広く設定しており、授業内容を理解した者は合格可能と考えます。

7.
授業内容

【第1回】
イントロダクション 教員紹介 香りに親しむ(3種の精油のテイスティング)
アロマセラピー概論ー前期のおさらい1
「アロマセラピーとは」「ホリスティックとは」「アロマセラピーの可能性」「精油について」「精油を安全に使うために・保管のしかた」「アロマセラピーの利用法」
【第2回】
アロマセラピー概論ー前期のおさらい2
「体内吸収経路」
精油のプロフィール11 ベルガモット、ネロリ
実習① 香りゲーム
【第3回】
精油の理解を深めるⅠ 「香りが持つ3つの属性」「ブレンディング」
精油のプロフィール12 ミルラ、ベンゾイン
実習② 香りゲーム
【第4回】
精油の理解を深めるⅡ 「精油の化学と特性・作用」
精油のプロフィール13 クラリセージ、ジャーマンカモミール、ローマンカモミール、
実習③ 吸入法
【第5回】
アロマセラピーとヘルス&ビューティーケアⅠ 「食事・運動」
精油のプロフィール14 スイートマージョラム、ジャスミン アブソリュート
実習④ アロマトリートメントオイル
【第6回】
アロマセラピーとヘルス&ビューティーケアⅡ 「休養・睡眠」
精油のプロフィール15 サンダルウッド、サイプレス
実習⑤ アロマバスソルト
【第7回】
アロマセラピーとヘルス&ビューティーケアⅢ 「内分泌系の不調とセルフケア」
精油のプロフィール16 ローズ アブソリュート、ローズ オットー
実習⑥ アロマバーム
【第8回】
アロマセラピーとヘルス&ビューティーケアⅣ 「ストレスマネージ」「さまざまな不調へのセルフケア」
精油のプロフィール17 メリッサ、ベチバー
実習⑥ 自分自身のストレスケア
【第9回】
アロマセラピーとヘルス&ビューティーケアⅤ 「スキンケア」 
実習⑦ クレイパック
【第10回】
アロマセラピー 植物と香りの歴史
実習⑧ 年表作成
【第11回】
ケーススタディー1 サンプルを個々に考える
アロマセラピーをアドバイスするー方法と実践
【第12回】
アロマセラピーをアドバイスするーロールプレイングによる実践とフィードバック
【第13回】
ケーススタディー2 記述式
前期試験レポート課題作成 アロマトリートメントオイル
【第14回】
ケーススタディー3 サンプルをグループで考え発表 
【第15回】
後期試験実習レポート プレゼンテーション
「アロマセラピーに纏わる関連法規」
後期のまとめ